東京都のO様からお便りをいただきました。
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課題提出に関して考えたことをご報告します。
私はMonotaROのチャートノックNo.001で
100点中35点をいただきました。
その時は、結構チャートノックには
慣れてきていただけにショックでした。
しかし、最後回No.011で結果を報告する時に
最初から見直して愕然としました。
全く何を書いているのやら、
はあ~!?
と言いたくなるようなもので、
金額を拾うことも難儀でした。
35点でも貰いすぎだったなと思い、
今まで以上に真剣に取り組み直しました。
課題提出の目的は先生に見て頂く為に
提出することではないはずです。
自分の理解を深め、
そして実践で使える力をつけ、
勝ち組トレーダーの岸に
辿り着くことが目的なのです。
実践投資家への道の課題も同様です。
報告しろと言われたから報告するのではなく、
これだけの事が解りましたという
報告を提出するのです。
大学の卒論の時に、ゼミの先生から
言われた言葉を思い出しました。
意気揚々と出来上がったものを
見せに行った時、本当にお前は
これを理解しているのか?
難しい言葉や書籍からの引用してきた
文面をわかって書いているのか?と言われ、
幾つかの質問を受けましたが、
全く答えられませんでした。
私は全く自分が書いていることを
知っただけで理解をしていなかったのです。
先生からその時、もう一度うちの初等科の
子供たちに話すつもりで
最初から書き直して来い!、
難しい言葉を使って
格好つけたものではなくて、
自分も含めて読む人が理解出来るものを
書いて来い!と。
そして、引用してきた文面や
難しい言葉に対してもきちんと
自分の言葉で説明出来ること、
賛成の立場ならその根拠をきちんと書くこと、
ただ引用文を引っ張ってくることには
何の意味も無い、
ということも教えて頂きました。
その書籍で言われていることが
何故正しいと最初から決めつけるのか、
どうして疑ってかからないのか、
正しいと思うならなぜそう考えたのか
立証して見ろとも言われ、
私は最初からすべて書き直したのです。
チャートノックも実践投資家への道の
課題においても、今回35点を取って、
これらの言葉を思い出し、
自分がまず理解して、
そして誰が見ても読んでも
理解できるようなものを
提出するよう努めようと
思い直し取り組んでいます。
チャートノックでは、
先生の模範解答、
受講者の方の模範解答を
参考にもさせて頂きましたが、
きちんと検証してから使わせて頂きました。
ロスカットの設定に関してなどは、
最初本当にこれでやっているのか!と
先生に言われ、先生の設定で検証し、
自分の設定したものでも検証してみてから
より良いものを選択しています。
書籍に関してもそこに書いてあることを
鵜呑みにせず、賛成ならその根拠をあげ、
自分の言葉で説明し直すように努めています。
学んだことを実践で活かしていくには、
自分の言葉で説明できるくらいの
理解とさらにプラスアルファして
自分流にアレンジできるくらいの
理解が必要だと考えるからです。
先生や受講者の方の模範解答を
最初に拝見した時は、
こんな風に書けるようになるのかと
思いましたが、今日の自分より、
一歩でも進歩することだけを考えて
一つ一つやり抜こう、
絶対出来るからという思いで
ここまで取り組んできました。
チャートノックも実践投資家への道への
質問の答えに対するレポートも
以前と比べるとかなり
向上してきていると思っています。
最初は読んでもチンプンカンプンだった
”トレーディングエッジ入門”も
少しずつ理解出来てきています。
わからないことを紐解くシステムが
構築されてきた手ごたえがあります。
課題提出をすることで、
わからないことや出来ていないことを、
理解し出来るように成り、
勝ち組トレーダーに一歩一歩近づきます。
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上手になるにはこういうO様のような姿勢こそ、
重要です。
今朝方ラジオで言っていたことを
聞き逃しませんでした。
千利休の教えに次のようなものがあるそうです。
「稽古とは、一より習い十を知り、
 十よりかえるもとのその一」
つまり、一、二、三、四、五と習い、
十を知ったならばもとの一に戻って、
再びもとの一を習う時、
習う人の心は全く変わっているものである。
したがって、
端から見ればもとの一は同じように見えるが
習っている本人には最初に習った時と
異なっている。
このことが人の進歩につながるのであって、
十を知り、もとの一に戻らぬ人は、
それ以上の進歩は望めない。
(引用元 http://jinenkan.com/jp/rikyu.htm)
「投資力養成プログラム」の最初の方では、
ローソク足など基礎の基礎を解説しています。
真剣に勉強している人からすれば、
「なんだ、またか、そんなの知ってるぞ」
と思ったことでしょう。
しかし、1000本ノックをやってみて、
いかにチャートを読み込めてなかったかが、
わかったことでしょう。
・知らないということを知らない
・知らないということを知っている
・知っているということを知っている
・知っているということを知らない
この段階を上げていくには、
「一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一」
と、レベルを上げながら
反復練習をすることなんでしょう。
さて、
・一より習い十を知り、十よりもとの一にかえったか?
・一にかえるその前に、十まで知ったのか?
・そもそも一を知ったのか?
問いかけてみたらどうでしょう。