荒れている時の実践投資家としての重要事項を考えます。
大阪府のF様から質問をいただきました。
1・ここ数日で直線的な下落で、全面安になっています。どこで底打つかは、予測できないとすれば、
- じっと様子見する
- 信用の買い建玉は、早めに手仕舞う
- リバウンド狙いの買いは、自らの力量ではとても歯が立たないから、リバウンドした後の二番底狙いでリバウンドしたときの半値戻しの位置で 1357 1360 の (日経平均が下げたら、上がるベア型投信)を買う
- オプションのプットの買い を言う人がいますがたとえ有効だとしても、よくわからないので手を出しません
などを考えています。
2・ニ、三年に一度は、大きな下げが避けがたいのであればいつも相場全体の流れを見る目を養う必要があると学びます。
3・チャートノックもやっていますが、報告するに足りないほどのため自信喪失であります。
この急激な下げ相場で、受講生の向かう姿勢は、きっと様々でしょうが、上手に乗り切ってゆく実践家の共通要素は奈辺にあるのでしょうか?
■ 実践投資家としての重要事項
1・わからない事に手を出さない
わからない事に手を出して、どうにかなると思っているなら大間違い。
いい加減な売買はいい加減な結果しか生み出さないんだから絶対にいい加減な売買はやらない。
2・今、買いポジションがあるなら手仕舞う
おそらく想定を超えた下落に直面しているはずなので、すでに当初の売買計画は破綻している。即手仕舞いが正解。
計画が破綻しているのにホールドする意味など一切ない。
3・オプションとか知ったような顔をして手を出すな
知ったような顔をして儲かるなら、証券会社の社員は今頃大金持ちになっているはず。
彼らは大金持ちじゃないんだから、知ったような顔では儲からない証拠。
- 講釈師を目指すのか?
- 実践家を目指すのか?
4・リバウンドした後の二番底狙い
冷静な判断のもと、2番底狙いはアリ。
間違えたら切ればいいだけのこと。
5・「オプションのプットの買い」を言う人が・・・
人の意見を真に受けるべきではない。特にアナリストなどいい加減なことしか言わないので、そもそも聞く必要などない。
実践家なんだから自分で確かめろ。
6・いつも相場全体の流れを見る目を養う必要がある
当然のこと。
私はこういう事を常に言ってるはず。
7・自信喪失
やる事もやらないで自信喪失とは、これ如何に。
やる事をやり尽くして、それでもうまくいかなかった場合に自信喪失がある。
と言っても、やる事をやり尽くしたら、儲かるようになれるから自信など喪失しない。
やる事をやるだけの話。
8・上手に乗り切ってゆく実践家の共通要素は
御託を並べる前に練習をする、訓練をする、勉強をする今、やるべき事をやる。
わからない事に手を出さない。他力本願はしない、自分で確かめる。
うまく乗り切ろうとしない。当たり前のことを当たり前にやるだけ。
特別なことをするのではない、
特別なことをするために
普段どおりの当たり前のことをする。