実践家は統計検証を重視「面倒な作業こそ実力をUPさせる」

愛知県のKさんから

上昇銘柄のエントリー根拠について
検証してみましたのでご報告いたします。

維持管理や手仕舞いも大切なことは
重々承知した上で、今回はエントリーに
絞って検証してみました。



▼ 最初の疑問

「上昇銘柄に今の自分の感覚でエントリー
 したら、どのくらいの割合で維持管理まで
 持って行けるか。」

LCにかかるケースが多く、どこかで
エントリーを怖がっている部分があるのが
根っこの部分にあるかと思います。



▼ 検証の方法

上昇銘柄をピックアップして、今の自分の
感覚でチャートノックの要領でエントリー、
根拠をはっきりさせ、利益を出せて
手仕舞いできるかどうか。

今回は維持管理まで持って行き少しでも
利益を出せるかどうか、エントリー根拠
としてエッジを得られるものは何か、
という視点で以下のデータを拾いました。

・銘柄
・エントリー日付、タイミング、価格
・エントリー根拠
・通常の維持管理で利益か損失か。

※詳細は添付データ



▼ 検証結果

・40勝10敗2分(勝率76.9%)

当然ながら上昇した銘柄で分析して
いるので、良い結果が得られています。

ただ上昇銘柄のトレンドについて
いけるのであれば、今の自分の感覚に
自信を持って良いことがわかりました。



▽ 利益が出るときのエントリー根拠

複数根拠でも分けて集計

・○○反発   17
・○○反発   17
・○○上抜け  15
・○○上抜け  6
・○○上抜け  5
・○○上抜け  4
・○○反発   4

複数根拠の場合

・○○↑ ○○反発 13
・○○&○○反発 10

○○反発や○○反発で利益を出す確率が
高いことに加え、三角保ち合いや普通の
保ち合い上抜けが同時に出るなど、
根拠が重なるタイミングでは上昇する確率が
高いことがわかりました。

今さらではありますが、何となく認識していた
ことが数値として出てきたので、
自信をもってエントリーができます。

(途中省略)

▼ まとめ

上昇銘柄にどうエントリーするかというのは、
ずっと課題と思っていましたので、
やっときちんと検証したのか、というところです。

今回の検証で頭が整理できたし、
自信を持って良いこともわかりました。

疑問を感じた時に10~20データくらいを見て、
きちんと整理せず報告もせず、こういう感じか
と取引を続けていた部分があったので、
今後はある程度のデータ量をとって、
きちんと頭を整理しつつやって
いきたいと思います。

さらなる課題としては上昇銘柄でも
直線的に上昇する銘柄もあります。

こういった銘柄が取れればすぐに利益に
なりますが、急な上げは入りにくく、
急な下げを呼ぶ場合もあるし、短い陽線で
じわじわ上げていくものもあり、
その辺りも少し整理してみたいと思っています。


統計分析し、自身の行動を検証するKさんは、
受講者さんの中で統計検証ナンバーワンです。

あらゆる気付いたことに統計検証されます。

その都度気づきがあり、修正するべきは修正し、
統計上確かめられたら自信に変え、着実に実力を
蓄えておられます。

こういう手間な作業こそ土台を強固にします。

維持管理の裾野を広くする作業であり、
裾野が広ければ広いほどリターンという山は
高くなります。



また、統計検証される受講者さんには、
伏字(◯◯)無しでKさんの報告をすでに
シェアしています。

その感想を早速いただきました。


愛媛県のYさん
ー以下ー
自分で自信を大きくする方法って
こういうことなんですね。
大変参考になります。
また、感覚でエントリーしたものを
検証するという発想もユニークです。
ー以上ー


東京都のKyさん
ー以下ー
現在自分が抱えている課題や感覚と似ているため、
とても参考になりました。
気になっていることは色々あるので、自分なりに
視点を整理して統計を取り、別途報告します。
ー以上ー


東京都のMoさん
ー以下ー
私も漠然と問題点として意識していたテーマ
なので、非常に興味深く拝見させて頂きました。
本当に素晴らしい検証だと思います。
また、K様の検証データではあるけれども、
私が思っている感触にとても近い部分があり、
これもまた興味深いところだと感じました。
人様の考えを共有できる、その利点をヒシヒシと
感じた検証でした。
同時に、自分はまだまだ甘い、とも痛感。
漠然とした問題点のまま、放置していたところに
至らなさを感じます。
ー以上ー


東京都Wnさん
ー以下ー
エントリーサインによってどれくらい勝率が
出るのかという点で、今私がやっていることと
共通点があるように思いました。
ー以上ー


神奈川県のAkさん
ー以下ー
素晴らしい検証レポート! ありがとうございます。
うーん。ちょっと悔しいかも。
ー以上ー