自分の人生の善し悪しを政治家や他の誰かの意思決定に
委ねているようでは、やはり面白くない。

  • 資本主義の仕組みをうまく利用するべき。
  • 完全自立型の投資家になり人生の選択肢を広げるべき。


完全自立型の投資家になるためには、「自己規律」が必要になります。
自己規律がなければいったいどうなるのか?
それは、「自滅」へと突き進むことになります。
たとえば、喫煙。
誰がどう考えても、喫煙が健康を害しているということは周知の事実です。
ましてや、近くにいる非喫煙者の人にも、
受動喫煙によって危害を与えていますよね。
当の本人の心の部分では分かっているはずなんです。
自分の体に良くないということも、他人に副流煙を
吸わせてしまうということも。
私も昔はヘビースモーカーで一日に2箱は吸っていました。
仕事部屋の壁や天井、自家用車の内装は真っ黄色です。
体によくないことも知っていましたが、出てくる言葉は、
「自分に限ってガンになることはない」
「仮にガンになっても、タバコで死ねるなら本望だ」
「人より税金をたくさん払って貢献してるんだから、いいじゃないか」
「アルコール類を飲まないんだから、唯一の嗜好品だ」
「タバコをやめたらイライラして仕事が手に付かない」
まぁ、言い訳ばかりです。
しかも、禁煙できない理由を自分自身で一生懸命見つけていただけなんですね。
これでは、自己規律もなにもあったものではありません。
「欲求」に負けて「自滅」の道、まっしぐらということです。
投資に関しても同じですね。
思惑と違えば損切りしなければならないことは知っているはずです。
しかし、できない。
「しっかり調査したんだから、値上がりするはずだ」
「優良企業なんだから、割安で放置され続けるはずがない」
「時代に沿った有望なセクターなんだから、株価は上がるはずだ」
として含み損を放置して、にっちもさっちもいかなくなってしまう。
利食いでも同じこと。
利益を伸ばすことが、儲ける秘訣であることは知っている
はずなのに、小さな利益で利食ってしまう。
損という痛みは感じたくないという「欲求」、
喜びはいち早く手にしたいという「欲求」。
これが、負け組投資家という「自滅」への
道へ突き進ませることになる
わけですね。
サブプライムローン問題も、人間の究極の「欲求」が作り上げた幻想で、
欲の追及が「自滅」へ導いていったわけですし、食糧問題だって、
人口問題だって、民族間の紛争も、物事の本質は人間の「欲」です。
どれもこれも、自己規律の欠如が招く「自滅」です。
いわゆる「墓穴を掘る」ということ。
「自滅」を避けるために、自己規律が大事であることがわかれば、
後は対策を考えればいいだけですね。
対策はどうするのか?

  • しかるべき事を、しかるべきタイミングでやる。
  • 不必要なことをしない、必要なことをする。
  • 相場においては、相場から退場しないこと、儲からないまでも、
  • 相場から退場しないように、せめて負けない工夫をする。

何度でもいいますが、
「欲」にほだされた95%の人が、相場の世界では
負け組として資金を失っていきます。
FXを始めた人のほとんどすべての人が、一年以内に
資金を無くします。減らすのではありません。
無くしてしまうんです。
手持ち資金がゼロになるということです。破産です。
先物の世界では、3ヶ月のうちに90%以上の人が
資金を失います。わずか、3ヶ月のことです。
信用取引を行う投資家のほとんどが、
評価損を抱えているという事実もあります。
ということです。
やるべきことをやらなかったら、「後悔」が待っています。
「仮にガンになっても、タバコで死ねるなら本望だ」などと
私は思っていましたが、それで人生を終わってしまうと
必ず後悔するだろうなという出来事を経験したから、
禁煙に成功することができました。
「自己規律」の問題です。
「自己規律」を疎かにすると、「自滅」が待っている。
「後悔」したくないなら、「自己規律」を大事にしろ・・・
ということですね。
完全自立型の投資家になるために大事なことは、
テクニックや理論の良否も大変大事です。
しかし、それだけでは片手落ちです。
「自己規律」の問題解決。
あるいは、モチベーションの維持や目標設定の仕方。
心理的な影響度合いの克服法など。
こういったプロセスが非常に大事になります。
自己規律の重要性をあちこちで言いますが、
「へぇー、良いこと聞いた」で終わらせる人がほとんどです。
その後実践する人とうのは、まずいませんね。
結局、それができる人はすでにできている人で、
できていない人は、今からもずっとできないんだろうなと。
自分の人生の善し悪しを政治家や他の誰かの意思決定に
委ねていく人なんだろうなと、そんなことを思います
もし、いつまでも負け続けているのであれば、それは、
投資力向上のプロセスを踏んでいない可能性が大きいです。
あらゆる場面で感情の及ぼす影響を知り、
上達のプロセスを順序正しく踏めば、
勝てる可能性は格段に高くなります。