「孤独、これでよかったのかの葛藤」・・・これでよかったんです

Original Update by Jeff Belmonte
Original Update by Jeff Belmonte

神奈川県のT様からお便りをいただきました。

━━━━━━━━━以下━━━━━━━━━
投資養成プログラムの二回目を勉強中です。
5月の暴落相場から10月まで
とにかく資金を減らし続けました。
つらい毎日でした。
孤独、これでよかったのかの葛藤、
自分の決めたルールをなかなか守ることが出来ず、
早くに利食いをしてしまう。→その日の底値
損を最小にしたくてロスカットしたところで、
いつも反転するし、と、反対のことをしたら
見事なトレードになりそうな具合です。
それでも、本を読んで勉強をしたり、
自分の心のあり方を考え直したりして、
11月はやっと利益が出て、
12月も少しですが利益を出せそうな感じです。
少しずつ自信を取り戻せそうな予感が
あるのにもかかわらず、自分のトレードに
満足することが出来ず、苦しい気持ちを
いつも抱えている状況です。
先日、7274ショーワを1521で100株、
翌日さらに1585で100株買いました。
その後急騰して、年初来高値を更新
しつつ高値圏で陰線が2つ…
できるだけ持っていたいと思いつつ、
利益のあるうちに手仕舞いしたい衝動に…
どうしたら、平静な気持ち
で淡々とトレードできるようになるのか、
自問自答の毎日です。
残りの人生をかけて、専業のトレーダーに
なることを心に決めたので、自信を持って
言えることは、「絶対にあきらめない」
ということだけです。
ただ、それだけで毎日頑張っています。
そして、その気持ちを誰かに聞いて
もらいたくてメールいたしました。
これからもよろしくお願いいたします。
━━━━━━━━━以上━━━━━━━━━
 
お便りありがとうございます。
今年は楽な相場でしたが、
うまく波に乗れなかったということでしょうかね。
来年も楽な相場になるかどうかはわかりませんが、
おそらく、今年ほどは簡単ではないように思います。
日経225の月足を見ればよくわかりますが、
上昇トレンドを描いた年というのは、
1999年、2003年、2005年、
2006年、2009年ぐらいです。
楽ではない年のほうが多いということです。
だからこそ、「なめてかかってはいけない」
ということが言えると思います。
そういう意味から
>5月の暴落相場から10月まで
>とにかく資金を減らし続けました。
>つらい毎日でした。
 
このような思いをされたというのは
貴重な経験だったと思います。
 
>自分の決めたルールをなかなか守ることが出来ず、
>早くに利食いをしてしまう。→その日の底値
>損を最小にしたくてロスカットしたところで、
>いつも反転するし、と、反対のことをしたら
>見事なトレードになりそうな具合です。
 
「損」をしたということは反対の売買をしていれば、
儲かっていたということなんです。
だからこそ、チャンスなんです。
● なぜ、ルールを守ることが出来なかったんでしょうか?
● なぜ早く利食ってしまったんでしょうか?
● ロスカットの後反転したとするなら、
なぜ、ロスカットの位置で買えなかったんでしょうか?
● なせ、買いのタイミングと思ったところで
売れなかったのでしょうか?
このことを突き詰めて考えることです。
単なる過去の失敗事例として
記憶から消し去ってはいけません。
うまくいかなかった原因をつぶさに拾いだし、
その原因を見つけ、対処法を具体的に
立てていくことです。
>孤独、これでよかったのかの葛藤、
これでよかったんです。
ミスをすることは悪いことではありません。
一番悪いのは、同じミスを繰り返すことです。
個人投資家は孤独です。
受講者様の中には家族にも
反対されているという方もいます。
個人投資家は、孤独で弱くて情報が少なくて、
弱い存在です。
だから儲からなくても仕方ないんでしょうか?
私は違うと思います。
個人投資家でも儲けられる方法はあります。
本当にやるべきことは
「自分自身を見つめなおす習慣を身に付けること」
です。
・孤独だからあきらめる。
・弱いから相場から逃げる。
こんな選択も「アリ」だと思いますが、
何千万、何億円という可能性を秘めた
お金稼ぎの手段をあきらめるのは、勿体ないですよね。
資本主義経済の仕組みの中で生きてるんですから、
使える制度は使わないと勿体ないです。
今の日本に生まれたからこそ、努力が実るんです。
余計なことを企てると銃殺される国もあります。
生まれながらに身分が決まってしまう国もあります。
同じ日本でも、戦時中とかもっと古い時代だと
努力しても実らない環境だったはずです。
それが、努力次第では成功できてしまう日本に生まれ
自由が許される今の時代を生きてるんですから、
簡単にあきらめるほうがおかしいと思います。
 
>少しずつ自信を取り戻せそうな予感が
>あるのにもかかわらず、自分のトレードに
>満足することが出来ず、苦しい気持ちを
>いつも抱えている状況です。
 
「自分自身を見つめなおす習慣を身に付けること」
と申し上げましたが、特別実践レポートで
取り上げている書籍などを読むことも必要です。
「ザシークレット」とか
「スタンフォードの自分を変える教室」とか、
「勝ち続ける意志力」とか。
こういった本の中に、
悩みを解決するヒントは必ずあります。
年末年始、時間を作って少し別の角度から
勉強することもいいと思います。
 
>先日、7274ショーワを1521で100株、
>翌日さらに1585で100株買いました。

>その後急騰して、年初来高値を更新
>しつつ高値圏で陰線が2つ…
>できるだけ持っていたいと思いつつ、
>利益のあるうちに手仕舞いしたい衝動に…
 
いい感じですね。
利食いの考察に関しては、
第16回「THE利食い」で解説しています。
利食い法に関してはまだまだ先ですから、
ここはいったん手仕舞いして
新年を迎えるのがいいかなと思います。
 
>どうしたら、平静な気持ち
>で淡々とトレードできるようになるのか、
>自問自答の毎日です。
 
このことを考え続けている限り、
自ずと答えは見つかると思います。
そのためのヒントになるのが
「投資力養成プログラム」です。
STEPが進むごとに、
「あー、そういうことか」と
理解が深まるはずです。
 
>残りの人生をかけて、専業のトレーダーに
>なることを心に決めたので、自信を持って
>言えることは、「絶対にあきらめない」
>ということだけです。

>ただ、それだけで毎日頑張っています。
 
「あきらめないこと」・・・
大事ですね。
稼いでいるトレーダーも、
専業でやっているトレーダーも、
最初からうまくいっているわけではありません。
私なんか、特にそうでした(笑)
失敗をし、反省をし、
問題点を発見し修正して上達します。
他の人が出来ているわけですから、
T様もできないはずがありません。
 
>そして、その気持ちを誰かに聞いて
>もらいたくてメールいたしました。
 
どんどんメールしてきてください。
文字にするだけで気持ちの整理はつくと思います。
そして、少なくとも私は人よりは多く経験していますし、
人よりは個人投資家の悩みも多く聞いています。
道を開くヒントになる引き出しは、
誰よりも持っていますから。
 
頑張ってください。