検証作業はこうやれ!という話

東京都のM様から


(途中省略)
さて、ここから前回メールの続きです。

2/8の下げを予想して、
売り(当日中決済を想定)を試してみることにしました。

昨年12/18から25の日経平均の下げと
同じような形を想定してが、
初心者の実験ということで、条件を絞りました。

1・2/7の安値更新銘柄のうち、
 1,500円から3,500円くらいの価格帯のもの

2・12/18から25の下げ方が理想的なもの

3・信用倍率が高いもの
4・支持線となり得るラインが近くにないもの
(途中省略)

クオールHDは、日足で11/1、12/25を
結んだラインがありましたが、
7日段階でまだ間があること、
ここで止まったとしても
1日の下げ幅としては十分だと
判断したため、この銘柄に決定しました。

また、レンジでの下げ期間中は、
下向きの力が強い傾向があるので、
ちょうどいいとも思いました。
2/7時点倍率は、6.98。

2/8朝、再度下げ傾向なのを
確認して、エントリー。

9時30分過ぎ、確認してみると、
下げていました。

特にクオールHDは、
既に3%を超える下げ。

LCは、-1%から-2%の辺りと思っていましたが、
クオールHDはエントリー値に、
愛知銀行は前日終値(-0.8%)に変更。

これで、たとえ両方がヒットしても、
痛くも痒くもない範囲となりました。
実験としては、上出来です。

クオールHDを利確してしまいたい気持ちを
抑えて、仕事に向かいました(仕事は10時から)。

しかし、何だかいつもと違います。
いつもなら、逆指値を設定してあるので、
1度スマホを閉じたら次は昼休みまで開けません。
気にもならず、仕事に集中できます。

それなのにこの日は、通勤中の電車の中で、
気になって確認してしまいました。
そして、クオールHDの株価が急速に上がり、
エントリー値に近づいているのを
見てしまいました。
日経平均も回復してきています。

今日は下げる日じゃなかったのか?
見込み違いだったのか?
売りは足が早いと言うけど、
“早い”には上げることも含まれるのか?
本当に?

逆指値があるので、
損はしないと分かっています。

こんな僅かな含み益を気にする
必要はないと、わかっています。

昼まで待てば、また状況は
変わっているかもと、わかっています。
でも、我慢出来ずに決済しました。
愛知銀行も同時に決済。
利益は無いも同然ですが、
このままでは仕事にも集中できません。

後から見てみれば、クオールHDは
エントリーから4%も下げて引けていました。

感情に負けてしまったトレード。
買いならもうしませんが、
売りではすることが分かりました。
意識が違います。

やっぱり初心者だということが、
よく分かりました。
(以下省略)
━━━━━━━━━━━以上━━━━━━━━━━━

実はこの後も長く考察を続けておられます。

どう思ったのか?
何を感じたのか?
次に何を目指すべきなのか?

ここまで実際の取引で感じたことを
詳細に記述することで、
今回経験したことを、
相当胸に刻まれたことと思います。

多くの人は、
ただただ経験を受け流して
しまっていると思います。

その時の感情も、
何を思ってどうこう行動したかも、
次にどう活かすかとか、
一瞬考えたとしてもその場限り。

また日が経つと、
同じ事を繰り返している事でしょう。

(以下省略)からの続きは、
特別実践レポート3月号に
掲載させてもらいます。

そういう風に考えるのか?
こうやってみればいいのか?

など、たくさんの気づきがある事でしょう。

自分一人が考えることなんて
高が知れています。

他人が何を考えどう感じているのか?
他者への想像力を磨くことは、
特別実践レポートを読むことでも
養われるはずです。