チャートノックの回答ごとに、次のように気づいた点に触れ、修正すべきは修正し、確認できたことはきちんと押さえておく。
これを、毎回毎回されています。手間のかかる面倒な作業だと思います。しかも、私が返信したアドバイスには必ず一言コメントを添えて返してくれます。
毎回ですよ。
受講者の皆さん、どう思いますか?
神奈川県のA様から
■振り返り
今回は、
- 大きなポジションサイズ(トレード資金MAX投入済)
- 低位株でボラティリティが大きい
という、今までに経験のないトレードだったため、いくつも気づきがあった。
1・トレード資金MAX投入後のトレードについて
シミュレーショントレードを始める前(11/8夜)の、シナリオを立てるステップに、とても時間がかかった。
今読み返すと10行程度なのだが。10万株1000万円の投入資金を放置すると決めるまでには、ここから上昇した場合はどうしよう、下落した場合はどうしようと、あれこれあれこれいろんな場合を想定して計算して、、結局余計分からなくなり、その日は諦めて寝てしまった。翌朝起きてから、ふと、+20%の利益があるのなら成功トレードでは? それ以上欲張ってどうすんの? と、やっとアドレナリンに支配されていたことに気づいた。
もし下落せず、上昇トレンドが継続したなら、新たなトレードとして、いつものように試玉から始めればいいんだ、とシナリオが決まってからは(腹が据わったら)、いつも通りにトレードすることができた。
2・ストップロスの水準は慎重に選ぶ
11/9のリンスで逆指値にかからなかったのは、たまたま偶然。運が良かっただけだが。通常はTP2(En+20%)到達したらTS=TP1に引上げるとしているのに。
今回はトレンドの転換をどこで判断するか、どこだったらLC決済となっても納得できるかに注力していたため、11/13大陽線の安値を割込むまでは、納得できないとして、逆指値位置を据え置きにしていた。
3・大きな利益
いつものように利益推移をグラフ化してみた。約10ヶ月で、1400万円の投入資金が、2700万円に増えていた。
凄い金額、、、だか、実感がない。やったーという感じがしない。シナリオを決めた以降は、チャートしか見ておらず、トレンドは継続しているのか転換したのか、ということしか考えておらず、含み益の計算も割合(%)で見ていたため、テーマの一つだった感情の起伏については、生じなかったので、今回は分析することができない。
4・チャートの印象
11/10を右端にした時の日足チャートと、一日動かした11/11のチャート。
印象がガラッと変わり、びっくりした。原因はグラフのスケールが変わったため。特に出来高の印象が全く異なり、今まで”出来高急騰”と認識していたものが、微増程度にしか感じない。たとえ同じ人でも、ずっとチャートを追いかけて監視してきた場合と、その日初めてそのチャートを見た場合とでは、印象が大きく異なる場合があるんだ、ということに気づいた。
ほとんど動きがないように見える期間も、右端をその日に戻せば違った印象のチャートに見える。
“印象”はあくまで主観的なものでしかなく、売買する際の根拠としては使えない。チャートに示された事実とは、高い/安いではないんだ、とやっと分かった。
事実とは、実際に起こったことなのだ。
- トレンドに従え
- 目の前の事実にのみ従え
もっともっと意識する。
課題ごとのテーマを明確に決め、課題ごとに丁寧に考察していくAさんの姿勢。私は素晴らしいと思います。プロになるための準備作業であり、こういう人が稼げる側になれるんです。
あらゆる上達を伴う世界では、練習や訓練によって技術を上達させ、一人前になっていくもの。
野球選手もサッカー選手もテニス選手も、料理人も音楽家も書道家も、お医者さんも美容師さんも整体師さんも、練習や訓練によって技術を上達させるはずです。
もし、修行嫌いのいい加減な人の料理屋に入ってしまったら、無駄に時間を失うことになったと、私なら怒りを覚えることでしょう。もし、適当な外科医に手術をしてもらうとなったら、私なら全力で拒否します(笑)
いい加減な姿勢で取り組んでも、いい加減な結果しか生まれないのは当然の事。普通に取り組めば普通の結果が、”ど真剣”に取り組めば最高の結果が得られる。
趣味程度のことなら適当でもいいでしょう。
でも、
お金を稼ぐこと、人生を豊かにすることに直結するんだったら、Aさんのように”ど真剣”になるべきだと、私は思うんですが、そう思いませんか?
投資力養成プログラムを運営してこの夏で10年になります。たくさんの受講者さんにご縁をいただきました。
稼ぐようになれるか?
稼ぐようになれないか?
長くやってるので、さすがにわかります。
同時に、どうすれば稼げる側になれるか、わかるんですよ。