なぜ、そんなに急いで実弾を投入するのか?
「なぜ、そんなに急いで実弾を投入するのか?」
受講者の皆さんの報告を聞いてて思う事の一つ。
- ろくにチャートも読めてない
- 資金管理が実に曖昧
- 損切りのやり方タイミングが根拠に乏しい
- 銘柄選定も出来ているとは言い難い
- シナリオが組めていない
- 全体相場の環境認識ができてない
- 確率の知識はあるが、本質を理解できていない
- そもそも、優位性のあるルールを持っていない
- ルールを持っていない。
- トレンドフォローの戦略がよくわかってない。
- 相場日誌すら付けていない。
- 小手先のやりくりでうまくいくと思っている。
- 維持管理がなんだかよく理解できていない。
- ろくに練習もしない。
- テキストも読まない。参考図書も読まない。
- 統計もとらない。
優位性が確認出来てない、チャートが読めない・・・、ないないづくしなのに、実弾を入れさえすれば上手くいくと思っている。
ゲーム?
それならポケモンGoでいいんじゃない?
野球で言えば、こういう事になる。
キャッチボールも出来ないのに、試合に出れば活躍できると思っている。
素振りをすればバットに振り回される様な者が、試合では本気で投げてくる球を打ち返せると思っている。
ゴルフだとこうなる。
軸がブレブレのスイングなのに、ラウンドすればボールを捉えられると思っている。
ろくにパッティングも出来ないのに、グリーン上でカップに沈められると思っている。
楽器演奏ではこうなる。
音をしょっちゅう外すのに、リサイタルではまともに演奏できると思っている。
周りの人間からは、こう言われる。
「お前なー、もっと練習してから来いよ」
「こっちは遊びじゃないんだぞ」
「下手がうつる」
と怒られる。
怒られるから気付くこともできる。
「あー、もっと練習しなくちゃ、人に迷惑を掛けるんだ」と。
幸い、練習不足のトレーダーは市場に歓迎される。
歓迎されるからイッパシのトレーダー気分で実弾を投入する。
証券会社もドンドン売買しろと言う。
証券会社は、手数料収入さえ上がればいいので、顧客が損しようが知ったことではない。
一方、その愚かな行為を指摘してくれる親切な人はいないから当の本人は気付かない。
先日、一度も課題提出した事もない、やり取りすら一度もない受講者が連絡してきた。
「儲かる方法を見つけたので退会したい。残りの期間を按分してお金を返してくれ」と。
儲かっとるわけなかろ。どうせ、一発逆転を狙って仮想通貨にでも全財産突っ込んでやられたんだろう。
今、その人がどんな状況にあるのか、およそ想像がつく(笑)
こちら、この世界での経験は長い。
みっともない嘘をつくんじゃない。
小学生の宿題忘れの言い訳と変わらん(笑)
全部お見通しだ!
とは、言わなかったが開いた口が塞がらないとはこういうことを言う。
1億稼ぎたいとか、プロトレーダーになりたいとか。小学三年生レベルの知識だから言えるのだろうが、少し注意しようものなら、「やる気が失せた」だの、「へこんだ」だの、「打たれ弱い」とか言い出す始末。
そんなんで1億円稼げるなら、みんな1億円稼いどるわ(爆笑)
お気の毒というか、おめでたいというか。少し本気で勉強しないとダメなんじゃないの?実践売買を行うには最低限次の項目をクリアしておかなくてはならない。
実戦を行う前に確認しておきたい9つのチェック項目
- チャートから市場参加者の心理が読める
- 資金管理の概念を把握している
- 損切りのやり方タイミングも根拠が明確
- 銘柄選定ができている
- シナリオが組める
- 全体相場の環境認識ができる
- 確率の知識だけでなく、本質も理解できている
- 日誌を付け反省する習慣を持っている
- 最低限、優位性の確認出来ているルールがある
それでも、最終的には相手次第。上手くいかないトレードがある事を理解できてなければならない。
よく考えて欲しい。
なぜ、そんなに急いで実弾を投入するのか?
実弾を投入してもいいと思うその根拠は何?
成長するために圧倒的に必要なのは・・・
成長するために圧倒的に必要なのは
練習であり訓練であり勉強だ。