兵庫県のT様から報告をいただきました。

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8月分の売買の結果です。
1.検証期間:1ヶ月
2.総売買回数:10
3.勝数:3
4.負数:7
5.勝率:30%
6.利益の平均額:◯◯◯
7.損失の平均額:◯◯◯
8.平均損益額:◯◯◯
9.ペイオフレシオ:2.28
今月はプラスになるかと思いましたが、
暴落の影響で利益が吹き飛びました。
暴落が起きた日は海外旅行に行っており、
逆指値をしていましたが窓を開けて下落したので、
結構ダメージ喰らいました。
旅行に行く前に暴落起きるかも知れない思って
全て手仕舞おうと思いましたが、
何故か暴落起きた場合利益とばす覚悟で
手仕舞いませんでした。
もし暴落が起きた場合逆指値で放置していて、
どの位損失がでるか確かめたい気持ちもあったからです。
まぁ、結果としては8月分の含み益
まるまる消える程度で済みました。
少し予感はしてました。
一部のセクタは調子がいいけど
下落傾向にあるセクタも結構あって、
もしかしたらとは思ってました。
それで実際暴落が起きたわけですが(笑)
想定していなかったわけではないので
ショックは少ないけど、なんとも言えない感じです。
そして、暴落が起きて旅行から帰ってきてからは、
エントリーを控えました。
というより、チャートの流れが全て変わってしまったので、
今までの銘柄選び、エントリーのスイッチが機能
しなくなって、エントリーする理由がなくなったからです。
一週間何も保有しないで過ごしました。
何も保有しない場合、バイアスが何も
掛かっていない状態になり、新鮮な気持ちになりました。
そして、チャートの見え方も随分と変わって、
不思議な気分です。
何か見えてきた気がしました。
それはもやもや霧がかっていて、
ハッキリは分かりませんが。
そして、気づいたことは今まで感情に
支配されていたと思います。
エントリータイミングや儲けることにばかりに
意識を取られていた気がします。
そういえば、スクリーニングもひたすら
節目超えばかり探していて、素人でも分かる
水平で引ける節目超えばかりエントリーしてました。
水平の節目超えが悪いとは思ってはいませんが、
その節を越えるまでに描いたチャートの形が
重要な気がします。
節を越えるまでに何本陽線が続いたとか、
節を超える前に一回押したのか、
何回その節で跳ね返されたのかなど。
(途中省略)
よく考えてみるとLCポイントが
いくら節目と思われる値より下でとっていても、
結局自分の都合でLC幅を決めている、
つまり感情が思いっきり入っているなと思いました。
上手くやろうと必死になっていると思いました。
私が思うに自分の都合でLC幅を変えてしまう原因は、
1単元の金額が大きすぎる気がしました。
だから、4,5%でも痛いLCになるなだと。
そして、儲けることに意識が向きすぎていたと、
気が付きました。
儲けようと意識しているから、
大きい金額を建ててしまうのかなと思います。
今は自分に適切な金額を見つけ、
儲けることに意識を向けるのではなく、
上手く売買をすることに意識を向けるように
心掛けたいと思います。
あと、暴落がきっかけで今まで上昇銘柄ばかりに
意識を向けていましたが、下降している銘柄も
見るようになりました。
ふと気が付いたのですが、
上昇銘柄の場合のチャートの動きと
下降銘柄のチャートの動きに
それぞれ特徴があるなと思いました。
上げ基調にある場合は陽線が多いし、
大陽線つけて一気に高値更新、
またはじわじわ日数をかけて連続陽線が続いたり。
大きく下げたとしても、その前に大きく
上げているため安値を下回らなっかたりしています。
下げの場合はその逆みたいな感じで。
sumcoという銘柄をみたのがきっかけでした。
上げ基調の銘柄を振り返ってみて、
何故自分は利益を上げれていないのだろうかと
不思議に思いました。
自分によくあるパターンですが、
陽線連続した後置いて行かれる恐怖で
遅すぎるエントリーしていたことが多いことも
原因かなと思います。
これは押しや節目を確認してから
エントリーということを意識した行動ですが、
結局遅すぎるエントリーになって
しまっていて高値掴みさせられています。
結局押しがどの位くるか、節やトレンドラインが
機能するか分からないから、日足が下がってきて
節目付近やトレンドラインに近づいてきたら
機能すると仮定してエントリーするしか
ないような気がします。
そのために過去の上げ幅、下げ幅をみて
想定して売買することも必要なのかなと思います。
そしてもし想定していたラインが機能しなかったら切る。
75移動平均線が上向いていて上昇基調にある、
または続くと判断したら買いから入り、
もし勢いが衰えてきてチャートが下げの形を描いて
下方向に行くと思ったら売りで入る。
そして違ったら切る。
こうやって想定した売買をすると、
当てようとすることもなくなるのでは
ないかと考えました。
もうちょっとシンプルに考えて行ければなと思い、
今後の課題になりそうです。
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感情の部分にシッカリ目を向けられた報告だと思いました。
逆指値にかかった時や、エントリー時点、
損切りポイントの設定の仕方など
感情面から考察がされており、
ご自身の行動を客観視できる材料に
なっていると思います。
このような観点から、損切り幅、エントリーシナリオを
構築したり微調整することで精度は高まってくるはずです。
> そして、気づいたことは今まで感情に支配されていたと思います。
> エントリータイミングや儲けることにばかりに
> 意識を取られていた気がします。
まさにその通り。
感情に従って行動している事に、
圧倒的大多数の人は気付いていません。
人の行動の源泉は、欲と恐怖によります。
感情のまま行動するから儲からないんです
> 結局遅すぎるエントリーになって
> しまっていて高値掴みさせられています。
> 結局押しがどの位くるか、
> 節やトレンドラインが機能するか分からないから、
> 日足が下がってきて節目付近やトレンドラインに
> 近づいてきたら機能すると仮定して
> エントリーするしかないような気がします。
遅すぎるエントリー。
どう戦略を組み立てるかで大きく変わってきますね。
順張りと逆張りの戦法の違いです。
以前も紹介したと思いますが、
順張りというのは、値動きを確認して、
インアウトを決めるやり方。
ゆっくり構える必要があります。
急いでは失敗します。
逆張りは値動きを見越して判断するやり方。
素早い対処が必要になってきます。
ゆっくりでは失敗します。
逆張りには次のような危うさがある事になります。
反転する事を期待して入るので、
反転しなければ損が拡大していく。
損が拡大する方向に張っているからです。
本来逆張りとは、ここまでの損なら耐える。
その代わり反転した時には、
底付近で買えてるので大きな儲けを狙える・・・
的な考え方。
底を当てにいっているとも言えます。
ちなみに順張りは、できるだけ損したくない。
その代わり頭と尻尾はくれてやる。
利益が少なくなっても出来るだけ安全を望むやり方。
つまり、流れに乗る考え方。
> 結局遅すぎるエントリーになってしまっていて
> 高値掴みさせられています。
遅すぎるという事は、
流れを確認して入るという事に
もつながってきます。
そこで大事になってくる事は、
その後のチャートが
大きな流れを作り出せるか?ということ。
儲けるためには、値幅を取らなければいけませんね。
エントリー以降、値幅が取れるかどうかは
その銘柄に関心が向けられるかどうか、
つまりエネルギーが大事になります。
エネルギーとは、たくさんのお金の事です。
市場参加者が、「このチャートなら儲かるかも」
という感情を持ちエネルギーを蓄積させていきます。
それをいち早く察知しエントリーできるかが
大変大事になります。