大阪府のY様から
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シュミレーションの為、東証1部の日足の6カ月で
チャートを見ていて、その中でも特に同じ
パターンの動きをしているものが
あるなと感じています。
1月頃から7月にかけてのなだらかな下落から、
今までの1カ月で少し取り戻してくるような
形のものは、 果たして日経平均に似た、
いわゆる平均的な動きに留まる
理由を考えると今は注視する
必要はないのかなと思いうようになりました。
その理由は、明らかに今の上昇トレンドにない
相場において日経平均と同じような展開をする
注目されていない目立たない銘柄であると
思ったからです。
仮に上昇トレンドにあるなら
同じく上がる可能性が高いと
判断できると思うのですが、
今の状況でそれは望めない。
最近チャートをずっと見ていても
パターン認識だけに努めようと
してしまうところがありました。
でもそれではこれまでの銘柄探しから
進歩がないように感じます。
それに、正直ただの作業に感じてしまい辛いです。
これは、以前までの高値更新銘柄探しと同じ感覚でした。
自分がなにをしたいのか だと思います。
もっと相場で稼ぎたいし、理解したい。
今の自分が少しでも理解できる、
参加者の思いを感じとれると思うのは、
以前の自分が求めていた高値更新時や、
抵抗線、支持線付近です。
決まったパターンなどではないですが、
そこでなら相場の流れをほんの少しだけでも
読んでいけると考えると、
ただの作業ではなくなる気がします。
なんとなく、相場に参加できる立場に立てる感じがします。
そして、今の横ばい以下の相場でこそ数少ない
高値更新銘柄により一層関心が集まり、
結果的に反転し下落する可能性が
高まるのかと考えています。
 
本当に今、考えながらこれを書いていますが、
相場は今現在の自分の立ち位置を常に
教えてくれる場所なんじゃないかと思っています。
(以下省略)
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たくさん悩み考え模索している様子が
よく伝わってきます。
一直線に高みに上り詰めることは難しくても、
螺旋階段のようにぐるぐる回りながら
高みを目指していけば、比較的誰でも
成長していけるものなんです。
ほとんどの人が成長できないのは、
螺旋階段には見向きもしない。
もっと楽に簡単に上がる方法がないかと、
そればっかり探すからなんです。
Y様が今考えていることで、
トレードを有利にするのに
役に立たないこともあるかもしれません。
しかし、
それが無駄な行為になることはありません。
必ず基礎体力をつけるトレーニングになっています。
> 自分がなにをしたいのか だと思います。
目的をはっきりさせることは大事です。
リベンジトレードも、損切りを無視してしまうのも、
感情に流され「よし、やったれ」と考えているからです。
・何のために、一度損切りにあった銘柄にエントリーするのか?
・何のために、損切りを無視するのか?
・そもそも何のためにトレードを学ぶのか?
本来の目的に立ち返れば、
自分の行動を修正しやすくなります。
> もっと相場で稼ぎたいし、理解したい。
素晴らしい願望です。
こういう想いこそ大事で、私なども常に思っています。
「まだまだ何もわかってないな」と。
余談ですが、車のナンバープレートを
自分で選ぶことができます。
そこで、「77ー77」とか「33ー33」とか
きっちりナンバーを揃える車をよく見かけます。
揃えてしまうとそこが頂点なんですよね。
伸び代がありません。
それぞれの自由ではありますが、
ナンバーを揃える人を見ると
安直な発想しかできないんだろうなと見ています。
その安直な発想を延長すると、
株価が1000円とか500円とか心理的な
節目になる意味がなんとなく想像できると思います。
また、値上がり順位上位銘柄に
ボラティリティーがあるために、
安直に仕掛ける人が多いのも同じような理由です。
人はよく考えて行動しているようで、
何も考えていないことがわかる例えは
身の回りにも沢山あります。
私たち実践投資家は、その大衆の心理を知って
行動を読み解き、彼らのポジションを
借り取ればいいんです。
>  参加者の思いを感じとれると思うのは、
>  以前の自分が求めていた高値更新時や、
>  抵抗線、支持線付近です。
> 決まったパターンなどではないですが、
>  そこでなら相場の流れをほんの少しだけでも
>  読んでいけると考えると、ただの作業ではなくなる気がします。
高値更新銘柄や抵抗線、支持線ができる意味も、
先ほどの理屈と同じことです。
大衆は安直な発想で行動するんです。
考えて行動しているようで、行動する動機は安直です。
> なんとなく、相場に参加できる立場に立てる感じがします。
そういうことですね。
彼らの想いを想像して、
彼らのポジションを借りに行くという発想。
彼らと同じステージではなく、
高い位置から彼らの行動を監視するというイメージです。
たくさん失敗すればいいと思います。
失敗が多ければ、それだけ失敗しない方法を考えます。
その経験が多い人ほど、強い投資家になれるんです。
お金を稼ぎたいという強い意識を
持ち続けている者だけがこちら側の世界に
たどり着けるんです。