統計を取るとわかること

京都のI様から


京都府H様のレポートに触発され、
私も高値越えの検証をしてみました。

高値越えで仕掛けるのはなかなか勇気がいります。

チャートを見ると高値で利食いの出るケースが
多いように思えるからです。

だったら、検証して実証するしかありません。

条件は

ローソク足の終値が日足・週足・月足
3本の移動平均線より上にあること。

・終値がエントリーの日から遡って1〜2年間の
・高値を超えてきたら、翌日寄付きでエントリー
・LCは買値から-5%
・終値で25日線を割ってきたら翌日前日安値で手仕舞

という簡単なルールです。

結果は
検証期間 2013/02から2018/07

売買回数 117
勝ち数 55
負け数 62
勝率 47%
利益平均 66225
損益平均 (33204)
平均損益 13536
ペイオフレシオ 1.99

思ったよりはるかに良い結果となりました。

検証中、

「終値がエントリーの日から遡って
 半年から1年間の高値を超えてきたら、
 翌日寄付きでエントリー」

の方が結果が良いのではないかと思い、
こちらも同じ銘柄で検証してみました。

検証期間 2013/02から2018/07

売買回数 141
勝ち数 66
負け数 75
勝率 47%
利益平均 40282
損益平均 (28238)
平均損益 3835
ペイオフレシオ1.42

勝率は同じでも平均損益にかなりの差が出ました。

自分の感じ方は当てにならないということが
良くわかりました。

高値を超えていく為には数か月の準備期間では
まだエネルギー不足ということでしょうか?

未だサンプル数が少ないので、
もう少し続けてみます。


素晴らしい検証をされましたね。

検証するうちに、新しいアイディアも生まれ、
それをさらに検証し確かめるとは、さすがです。

また、自分で確かめると、私が言ったからとか、
教科書に書いてあったからという以上に
確かな運用ができるはずです。

これからもどんどん検証し確かめていってください。
強くなる秘訣ですね。

さて、ここでは一点だけ。

全体の環境も大いに影響していると思います。
2013年からこっちは上昇相場の中にあって、
割とどの銘柄も高値更新していきました。

楽な相場だっとも言えますし、
実践家であれば楽な時には徹底的に
取ることを考える必要があると思います。

逆に、環境が悪い時には頑張って
取れるものではありませんから
辛抱の時期とも言えます。

ペイバックサイクルとペイアウトサイクルですね。

全体の環境を把握するということも、
ワンランク上のトレーダーには必要ではないでしょうか?