著名な相場師が悲惨な結末の最期を迎えた人は少なくない。
世界恐慌を予測し一人勝ちをおさめた相場師ジェシー・リバモア。
彼は、今の価値に換算すると兆を超える資産を相場から勝ち取った。
しかし、「自分の人生は失敗だった」としてピストル自殺を図る。

日本で有名な相場師、是川銀蔵氏。
解釈はいろいろあるが最期には借金を残していたともいわれる。
松井証券の創業者、松井房吉氏。
巨万の富を築くも、ほぼ全ての財産を失うこととなる。
それ以外にも、相場師と名のつく人で悲惨な末路を辿った人は
調べてみると以外に多い。
さらに、私がいつも言う言葉・・・、
「欲」にほだされた95%の人が、
相場の世界では負け組として資金を失っていきます。

FXを始めた人のほとんどすべての人が、
一年以内に資金を無くします。
減らすのではありません。
無くしてしまうんです。
手持ち資金がゼロになるということです。
破産です。

先物の世界では、3ヶ月のうちに90%以上の人
が資金を失います。わずか、3ヶ月のことです。

信用取引を行う投資家のほとんどが、
評価損を抱えているという事実もあります。

投資をはじめる人のほとんどがうまくいかないという事実。
巨万の富を得ることができても、悲惨な末路をたどるという事実。


この事実から何かを学ぼうとする人は極めて少ない。

実はそれもある意味当然のことである。

  • 自分だけは負け組に入ることがないと思うからトレード出来る。
  • 自分だけは資金をなくすことがないと思うから身銭を張れる。

「相場でどうやって勝つか」ばかりを学ぼうとするし、
四六時中それを求めてNETを徘徊する。
さらには、お金を儲けるということが
手段ではなく目的と化している。
「 大事なのは得たお金を使って何をするのか? 」
であって、最終的にはそこが目的のはずである。

お金を得たこともないから、どう使うのかを
考える必要もないのであろうが・・・。
結局、そこが不明瞭だから前に進まない。
何事も、「目的 → 努力 → 結果」
とつながるから結果を得られる。
その最初の出発点がブレているので、努力の仕方も間違うし、
得られる結果も望まないものになる。
努力しても結果が得られないのでやる気がなくなる。

やる気がないので、適当なトレードを繰り返す。

適当なので、資金はどんどん減っていく。

そのうち、塩漬け株が大量に出来上がる。

見て見ないふりをする。

資金は当初の10分の1になっている。

ざっと普通の人の経過はこんなものである。
投資をするということは、普通の仕事をするのとわけが違う。
勤めの仕事であれば、普通は失敗しても放置しないし、
普通は見てみないふりは出来ないし、上司から注意を受ける。
失敗しても最悪首が飛ぶぐらいで身銭を切ることはない。
投資の場合は、失敗は手出しを意味する。
自分の財産が減る。
増やそうと思っているのにお金が減る。
素人目にはおかしな話なのである。
投資をはじめる人のほとんどがうまくいかないという事実。
巨万の富を得ることができても、悲惨な末路をたどるという事実。
この事実から学ぶとすれば、「考え方を変えろ」
ということになる。

この考え方は人それぞれ相違する。
相場と同じで答えは一つではない。

だから、自分で探さなければならないが、
多くの人は「考え方を変える」ということにさえ
気付いていない。
気付いていないので、いつまでも同じ場所で
くるくる堂々巡りを繰り返す。
籠のなかのラットと同じである。


そういえば、「チーズはどこへ消えた」という
単行本が過去に話題になった。

2匹のネズミと小人の話だ。
この本は知っている人も多いと思うが、

  • ただ読んだだけ
  • 一瞬感動しただけ
  • その時だけは感化された

という人のほうが圧倒的に多いはずである。
私もそのうちの一人であった。
しかし、今は違う。
何が大事かは、おぼろげながら掴めているし、
得たい結果も得られるようになった。

自分の欲しい結果を得るためには、
行動を変えなければならない。



しかし、簡単に行動は変えられない。
禁煙しようと思って禁煙できないように・・・、
ダイエットしようと思ってダイエットできないように、
自分の思うように行動を変えることは難しい。
では、
何が必要なのか?
考え方を変えることではじめて行動は変わる。
なので、考え方を変えないと何も始まらないのである。

「チーズはどこへ消えた」のアマゾンのレビューを
読むと大衆の考えていることが勉強できる。
・よかった
・ためになった
・影響された
・良い言葉に出会えた
・楽しめた
と感想を寄せているが、それはそれで良いことである。
しかし、この本を少し読んだぐらいで、
いろんなことがわかった気になってるようでは浅い。
考え方を変えるということは、
簡単なようで簡単には出来ない。
投資をはじめる人のほとんどがうまくいかないという事実。
巨万の富を得ることができても、悲惨な末路をたどるという事実。
これが証拠である。



■ 投資力養成プログラムでお伝えすること
投資力養成プログラムは、期間は90日間で行います。
十数回に分けて、毎回20から30ページのボリュームで
相場の知識を学んでいき、対応力、発想力を磨いていく内容です。
投資本や投資セミナーのように一方的に解説するだけでなく、
考え方を変えることを主眼に置いています。
例えば、STEP4では「本質を発見するキモ」を紹介しています。
大衆投資家の考え方から、一歩高いステージでの考え方に変化します。
考えが変われば、行動が変わります。
行動が変わるので、結果が出ます。
得られた結果を吟味し、再度行動します。
再度行動すれば、吟味された結果が得られます。
また、吟味された結果をさらに吟味します。
この繰り返しです。
これを繰り返せばどうなるか?は、
ものすごく吟味された結果が得られます。
STEP2では、イチロー選手の小学校時代の作文から、
気付きと学びを得てもらいます。
イチロー選手とはいえ小学生の作文からでも、
たくさんのことを学びとれます。
STEP5では、数ある投資書籍の中でもこれだけは
読むべき一冊を紹介しています。
本気でない人は読んで欲しくありませんが、
本気でなければ読んでも得ることがない書籍です。
私の知り合いの実践家連中が、「これだけは・・・」
ということで勧める書籍です。
STEP7では、自分の行動のチェックの仕方を説明します。
行動をチェックしないと間違いを修正できません。
間違った方向に進んでいれば、望まない結果が得られるだけです。
STEP8では、大衆投資家が共通して間違える問題点を
8つに絞って考察します。
やりがちな失敗を知っていれば、同じことで極めて
失敗しにくくなることは当然のことです。
STEP13では、儲からない人が何を考えているのか?
を考えてみます。極端な話、儲からない人のま逆をすれば
儲かるようになります。
それ以外にも、底入れパターン、天井圏のパターン、
損切り法、保ち合い放れ戦略、チャートノック・・・
ここでは説明しきれません。