投資力養成プログラムの第4回目では、
検証作業の重要性について触れています。

検証作業が大事だということは、一度や二度は聞いたことがあると思います。
しかし、個人投資家の多くは検証作業を行ってはいません。
私も多くの個人投資家の方とお会いしますが、
検証作業の重要性を知識としては持っていても、
実際に行っている人はごく少数となります。
検証作業は、ご自身の売買履歴を客観的に判断する材料となります。
そのために、

  • 勝率
  • 平均損益額
  • 平均損益率

の算出方法を勉強します。
これらのことは、マニュアルに従えば簡単に求められます。
数字を出しただけでは投資家として何の意味もありません。
大事なことは、これらの数字から判断して、

悪い原因を追究し、

原因に対して対策を考える

対策を実行し、さらに検証する

そして、あらたに問題点を洗い出す

この一連のステップを繰り返すことではじめて、
自分の売買の精度が上がるというものです。
普通に考えたら、こんなことは当たり前の作業なのに、
約8割の投資家の方は検証作業を行いません。
仮に検証をしてたとしても、分析の仕方がわかっていません。
売買の精度を向上させるという概念がありません。
ある方法がうまくいかなかったら、別の方法を探してくる。
その方法が儲からなければ、また別の方法を探す。
そして、株でダメならFXをやってみる・・・。
何か、上手くいく方法、上手くやり方ばかりを探して歩く。
逆を言うと、検証作業と分析ができれば、
残りの2割の投資家になれると言っても
過言ではありません。
むしろ、確実に他大勢の投資家とは違うステージに立てるということ。
このような、地道な作業こそ中級投資家への近道となるわけです。