2011年3月11日に発生しました三陸沖・茨城県沖を震源とする地震により、数千名もの尊い命が失われました。ご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。


「今の自分に何ができるのか?」
を考えることは、大事なことです。
しかし、
災害の全体像がおぼろげながら見えてきた今、
「今、できること」を考える以上に、
「これからしなければならないこと」
目を向けることはもっと大事です。

「今回の地震で自分も何かしたいけど、
何もできないので悔しい。ただ祈るしかない」
このような声はたくさん聞こえてきます。
このような人はほぼ間違いなく、
一年先、二年先にも同じことを言っている人です。
「今回は何もできずに悔しい思いをした。
一年先に何かあった場合には、絶対人の役に立つぞ」
と堂々と言える人は、次の機会には
たくさんの人の役に立てる側に回る人です。

「一隅を照らすこれ則ち国宝なり」

これは、比叡山を開いた最澄の教えです。
今の自分が置かれている立場立場で最善を尽くし
照らす人間こそ何物にも代えがたい国の宝である。
一人ひとりが光り輝いたならば
その良い影響で周りも輝き始め、
ひいては社会全体が明るく輝いていくこと

説かれています。
人には必ずやれることがあり、
それぞれの立場でやるべきことを
やらなければなりません。
そのことを明確にし、常に自分自身を磨いていくこと。
そしてどんな時も人の役に立ち、日本のために、
世界のために貢献すること・・・
何よりも大事なことではないでしょうか。
我々投資家としては、お金を稼ぐことが課せられた使命です。
そのお金は自分のため、家族のため、
お金持ちになるためという動機で投資を始めたことと思いますが、
お金というものは蓄えておくだけでは何の意味もなしません。
お金を稼いだら、適切に使ってこそ初めて価値を発揮するものです。
そして、その価値をフルに発揮できるような使い方をしなければいけません。

今、世界中の人たちが日本のために
Pray・・・つまり、心をこめて祈ってくれています。
太平洋戦争の戦後復興を先輩方が
成し遂げてくれたと同じように、
今度は我々が復興に貢献する番です。