特別な結果を得るためには必要なこと

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兵庫県のM様からお便りをいただいました。

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あまりトレードが出来ませんでした。
少し前より、チャートを見ています。
最近のチャートの形からは優位性を見つけることが
中々難しくなっているなあ・・・というのが感想です。
すなわち様子見をしなさい、手を出すなという感じです。
以前行ったチャートノックを再度見ています。
そうしますと、新しく線が引けたり、ここで入れれば
よいのだが、入る根拠があるのかな?などと疑問が出たりします。
しばらくは、このような形で監視をしていこうと思います。
これでよろしいのでしょうか?
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忙しかったり、事情があったりして、
仕事が手につかなかったり、トレードができなかったりすると思います。
いつなんどき、何が起こるかわからないわけですから、
「今、できること」
を常に考え
「やるべきことをやる」
という姿勢が大事だなと、常々思います。
今の相場は一時期ほど、どの銘柄を買っても儲かる
というわけではなくなりました。
だからこそなんですが、
・自分なりのルールを徹底遵守すること
・間違えば切る
・利益はできるだけ伸ばす
このことは、これまで以上に重要になってきます。
特別な時に特別なことをしようと思っても、
特別なことなどできるわけがありません。
普段通りのことを普段通りにやっているからこそ、
特別な時が来たら、特別な結果が得られるんだと思います。
チャートノックをやればやるほど、
いろんなことが見えてきます。
今まではそれが見えなかったということですし、
見えたつもりになっていたということです。
そして疑問やわからないことが出てきては、
その疑問を解決するような視点で物事を見始めます。
すると、
「あれ、そうだったのか」と
解決方法が見つかります。
必ず見つかります。
ひとつ申し上げるとしたら、
それぞれの立場の相場参加者の心理を
想像してみることです。
 
・すでに持っている人は、今の価格水準で何を見てるだろう?
・これから買おうと思っている人は、今の水準で買うだろうか?
・どうすれば、相場参加者の目に留まり、みんな買うだろうか?
・この銘柄を買っている人はどのくらいの人が儲けてるんだろうか?
・機関投資家はどのタイミングなら買えるだろうか?
・外国人投資家はどの銘柄を買うだろうか?
 
いろんなことが想像できると思います。
また、銘柄の性格によっても違ってきます。
大衆投資家にはチャートを見て相場参加者の心理を
想像しながら売買している人なんて、まずいません。
特に昨日今日参加したような”にわか投資家”は
その時の感情だけで売買します。
 
・これ高値を更新しそう。買っとこ。
・こんな高いはずはない。もう限界だろう。新規売り。
・あのアナリストが推奨してた。上がるはずだから買い。
 
売買の根拠なんて、こんなものです。
「欲」と「恐怖」がすべての行動の動機です。
だからこそ、
我々が圧倒的に優位でいられるわけです。
なぜなら、
チャートから心理を読み解く訓練をしているからであり、
相場日誌で自分の心理状態を客観的に監視する術を
持っているからです。
アベノミクスで特別な時が来たと思うのも仕方ありませんが、
「特別な時に特別なことをしようと思っても、
特別なことなどできるわけがありません」
「普段通りのことを普段通りにやっていることが、
特別な結果を得るためには必要なこと」だと思います。
どうか頑張ってください。