愛知県のK様から


・あなたは、トレードの経験値を
 積み上げる仕組みを持っていますか?

 つまり、相場日誌を付けて
 せっかくの経験を記録として残していますか?

 相場日誌を付けていないなら、
 なぜ、貴重な経験を無駄に出来るんですか?

 日誌をつけているなら、
 もっと効果的で効率的な日誌のつけ方を
 する努力をしていますか?

 トレードでの経験を
 上手に活かせる工夫をしていますか?

 そして、記録しただけでは意味がありません。

 記録を見返す習慣を身に付けてますか?

<回答>

現在はデモ取引を行なっていますが、
その相場日誌はつけています。

エントリー根拠、逆指値や目標値、
株価に動きがあった時などの戦略、
両建てや手仕舞いなど
チャートノックほど詳しくはないですが、
それに準じた形でメモしています。

デモ取引だからか、
今のところあまり感情が揺れないのですが、
何か感じた時はメモするようにしています。

さらに別で勉強していて気付いたことを
メモしておく気づきノートをつけています。

相場に関わること、技術的なことや感情や
目標の確認なども含め、
ともかく気が付いたことをメモしています。

両方とももっと効果的で効率的な方法がないか、
考えていて、まだまだ改善の余地があり、
書き方も含め、振り返りについても
自分の中で仕組化できるように
していくつもりです。


ジャイアンツの丸佳浩選手。

2年連続MVPを獲得し、
5年総額25億円の契約でFA移籍をしたことは、
野球ファンでない人も知っていることでしょう。

一生懸命野球に取り組み、
プロに行きたくても行けない人が多い中、
一流選手にまでなった丸選手は、やっぱりすごい。

広島カープファンの私としては、
複雑な思いだったのも事実ですが、
カープ球団のスカウト陣が
地方を駆け回って発掘してきた選手を
育成し一流選手に育てていき、
自前でチームを作り上げていく姿勢が、
またたまらんのですよ。


さて、一流選手まで登り上げた丸選手。
メモ魔で有名なんです。

試合中でもベンチにいるときは、
いつもノートにメモしていることが
テレビに映し出されます。

「丸ノート」と言います。



メモは高校時代からの習慣だそうです。

「試合中でも試合後でも気づいたことは
 ノートに書いています。バッティングでは、
 ピッチャーのクセだけでなく、
 打席ごとにどういう考えを持っていたのかを
 記録していますね。

 前田智徳さんには現役のときに、
 いろいろアドバイスしていただきましたが、
 “大事なのは技術よりも考え方だ” と
 よく言われました。

 後で振り返って次につなげるうえでも、
 いかに考えて打席に入るかが重要なんです」

と、あるインタビューで答えています。

ここに強くなる秘訣が語られていると思います。

・考え方が大事
・あとで振り返る

当然でしょう。

これと同じで、
真剣にチャートに向かい合っていたり、
相場に対峙しているといくつもの
アイデアや思いつくことがあるはずです。

で、
そのアイデアや思いついたことを、
いつまでも覚えてられますか?

一週間前の晩御飯を覚えてられる人は
ほとんどいないでしょう。

私も同じです。
そんなこといつまでも覚えていません。

晩御飯程度なら忘れても構わないですが、
相場のことや受講者さんとのこととなると、
簡単に忘れるわけにはいきません。

なぜなら、
それが仕事だからだし、
お金を生み出す世界のことには
真剣に取り組まないといけないから。


忘れないためには
メモすることが大事です。



相場日誌に取引内容など、その時感じたことや
感情の揺らぎなども合わせて
記録に残しておくべきなんです。

せっかく体験できた事も、
メモしてなかったら忘れるでしょう。

忘れるから、また同じことを繰り返す。
同じミスを何度も繰り返しているようでは、
成長などあり得ないんですよ。

投資力養成プログラムのテキストにも
相場日誌を付けるように言っていますが、
たぶん多くの受講者さんは
相場日誌など書いてないでしょうね。

図星でしょう(笑)

面倒ですからね。
手間なことはやりたくない。
できるだけ楽をしたいですよね。

遊びならそれでいいでしょうけど、
何千万円、何億円と稼ぎ出そうとしているのに、
メンドくさいことを避けて通っていくんですか?

丸選手が25億円のプレーヤーになれたのは、
丸ノートの影響が大きいと思います。

もし、
メモを付けてなかったら・・・、
野球を楽してやろうとしたら・・・、

並みの選手で終わってたと思います。


これまで相場で稼いだこともないような人が
考える程度の思考で
やる事を勝手に取捨選択しても
稼げるレベルにはなれないでしょう。

そんな事にも気付けないで、
よく相場なんか張ろうとしているなと、
思う事がよくある。


・相場日誌を続けていけば・・・
・相場ノートやメモを振り返ってみる習慣があれば・・・
・真剣に相場に対峙し続けていけば・・・

25億円とまでは言いませんが、
1000万円プレーヤーぐらいにはなれますよ。

Kさんのように、
実践家としてやるべきことをやる。
ノートの付け方の改善も含めて考えて工夫する。

だから成長するし、
だから強くなれるんです。