• 目標の大事さはよくわかった。しかし、なかなか達成できない
  • うまくいかないことの連続で、自信がなくなった
  • 世界的株安の影響からか儲からなくなった
  • 思うようにいかないので頭にくる

最近このような意見を聞く機会が本当に多くなってきています。

投資に限らず、どんな仕事に関しても、

  • うまくいかない
  • 自信がなくなった
  • 目標をクリアできない

このような思いをすることはたくさんあると思います。
ですが、どんな世界でも共通して言えることは、「自信がない。頑張っても無駄なことだ」と思ってしまったら、その時点でストップしてしまうということです。
ストップすればそれ以上の成長はありません。それは、これから先の可能性までも終わらせてしまうことを意味します。
「自信がない。うまくいかない」と心の中で感じていてもその心をいったん受け入れて、一歩進めなくても、たとえ半歩でも前に向かって歩み続ける人間にだけ、成長があります。
その成長の分だけ結果が伴いますし、成長の分だけ自信につながります。
人間も所詮動物ですから、心の根底にあるものは本能が支配しています。楽な道に進みたいし、辛く苦労することは避けて通りたいと誰もが思っています。私なんかもその代表選手のようなものです。
ですが、私は少しだけ頭を使って考えます。

  • 今、楽な方向へ流れたらどうなるのか?
  • 今、厳しい道をあえて選んだらどうなるか?

こうして考えると出てくる答えはいつも一緒です。
今、楽な選択をしても将来「楽」でいられるはずがない。「厳しい道」を選択したほうが、楽しい将来が迎えられるはず。
となるわけです。
今、楽な道を選択する人もいると思います。それはそれで間違いではないですし、その人の生き方ですから否定できるものでもありません。楽な道を選ぶなら、投資など辞めてしまうことも一つの選択肢です。
お金を儲けたいと思いながら、お金に執着し過ぎると儲からないのが投資の世界です。
その道のりは厳しいものだから、今、楽をしたい人には向かない世界だということです。

●うまくいかない自分を認める


「自信がない。うまくいかない」と思う自分を否定してはいけません。自分を自分が否定している限り、いつまでも積極思考に変えられるはずがありません。
うまくいかない自分を認めてあげて、一歩進むべきところを半歩だけでも進めばいいわけです。
60センチ(一歩分の歩幅)進めなくても、30センチでも20センチでも進んでいれば、一ヶ月後には、20センチ×30日で600センチ進むことができます。600センチ、つまり6m差がつけば、後ろから突き飛ばそうと思っても手が届きません(笑
半歩でも進みさえすれば、後姿は見えていても、手が届かないところまで進むことができるということです。
自分を否定して、その場に立ち止まっていることを考えれば遥かに進歩しています。そして、少しでも進歩できた自分を認めることです。進歩出来たことに自信が持てるようになります。自信が持てれば、一日一歩進むことができるようになるはずです。
決して自分を否定しない事です。自信を失って歩みを止めない事です。さらに、他人と比較することで自分を見失わない事です。
他人に勝つことが大事なのではなく、自分に負けないことのほうが100倍大事だと私は思いますよ・・・Yさん(笑

●頭にくる、儲からない

山梨のKさんなどからは、「チャートが思うように動かない頭にくる」とのこと。
うまくいかない、儲からない、自信がないという話につながりますが、「チャートは思うがままに動くはず」とどこかで思ってませんか?ということです。
そう思っているのであれば、全くの感違いですし、間違った思い込みのままでは資産を減らすだけになってしまいます。
正しいのは、Kさんの思いこみなのではなく、チャートがすべてでありチャートが正しいということです。

  • 頭にきた
  • うまくいかない
  • 儲からなくなった

そう思うのでしたら、その原因となるチャートをプリントアウトして納得できるまで分析することです。テクニカル的なことの判断間違いやフォーメーションの思惑違い、あるいは自分自信の心理的なことが影響を及ぼしているのかもしれません。プリントアウトしたチャートに心理面も含めてすべて思い当たる節を書き出してみることです。

  • エントリーに問題はなかったか?
  • よりいいエントリー方法はないのか?
  • 増し玉は出来ないか?
  • 損切り幅に問題はないか?
  • ポジション数は適切か?
  • 自分の心の動きが障害になってないか?

など、たった一枚のチャートから得られることがないのか?を考える必要があります。
「頭にきた」とか「儲からない」といって立ち止まっていては、成長はありません。失敗したトレード、うまくいかなかったトレードにこそ、自分を成長させる種が隠れています。
普通の人は、失敗トレードを戦略的に反省することはありません。戦略的に反省すれば、損したトレードであっても、失敗トレードではなくなります。単なるミストレードから次に活かせる宝のトレードにすることができます。
投資の世界で勝ち続けられる人は、投資の世界で成長を止めない人のみです。
チャートが思うように動かないのは当たり前ですし、そう思っているから儲からないわけです。
「頭にきた」と感情に流されるより、「なぜ、そう思ったのだろう?」と原因を探り、その時点での最善の分析を行い、対処法を練り、次に活かす。
はるかに建設的だと思いませんか?Kさん。