間違えたら、「切る」

疲労

N様からです。
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先月末からの下げで、読みが甘くて
損切りしそこなった買玉があります。
今売ると大きな損が出るので、
何とか損を少なくしたいと思うのですが、
底を打って反発するタイミングを
待った方がいいですか?
それともこれだけ下げると、
なかなか戻らないので
早めに売った方がいいですか?
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このような相談が多いです。
答えは、
間違えたら「切る」
これ以外にはありません。
まず、放置した買い玉のこれからの動きは次の3つ。
 
1・上昇トレンドに反転する
2・下落トレンドを継続する
3.横ばい
 
ホールドし続けることでメリットが生じるのは、
3分の一です。
含み損が減る、もしくは、買値まで戻ることに掛けて、
様子見とするのもアリかもしれません。
3分の一の確率では戻すはずですから。
でも、
3分の一の確率で下落し続ける可能性もある。
さらに、
3分の一の確率で長期保有(塩漬け)になってしまう
可能性もある。
さらにさらに、
値が戻るとしても、一年後かもしれないし、
10年後かもしれない。
どう考えても、分が悪いです。
滅多にないことですが、倒産、
もしくは上場廃止になったらどうしますか。
そんなことは自分に限って起きないとでも、
思ってるんでしょうか。
こんな強欲根性丸出しの安易な発想で
ライブドア株などで大損し、大金を失った人が
どれだけいることか。
塩漬け株で苦しみ続けている人が、
どれだけいることか。
投資で儲けるということは、
大事な資金を勘や希望的観測で、
リスクにさらすことではありません。
計画的、統計的根拠の下に、
優位性のあるシナリオを作成し、
リスクをとっていくことこそ、
儲けの秘訣です。
つまり、
今回の売買が優位性の無い側に出たなら、「切る」
今回の売買が、計画的・統計的根拠が無い
と思うのだったら、「切る」
これ以外にはありません。
大衆投資家が大損して投資をやめるのは、
大事な資金を無計画にリスクにさらしているからです。
コツコツためた利益を、
ドカーンと一気に吐き出すんです。
ドカーンと負けたなら、
ドカーンと儲けようと
大きすぎるポジションを持って、
もっとドカーンとやられるんです。
こういう人を何人も見てきましたし、
私自身も何度となく経験してきました。
切羽詰まった心理状態の時に、
冷静な判断ができるわけがないんです。
だからこそ、エントリー前のシナリオ作りが
重要になるんです。
今年は去年ほど楽に儲けられる相場ではありません。
去年はアベノミクス効果によって
女性週刊誌掲載銘柄を買っていても儲かった、
非常にまれな年です。
同じ感覚で臨めば、確実に足元をすくわれます。
足元をすくわれたくなければ、
考え方を根本から叩き直すことが必要です。
投資力養成プログラムの中で何度も申し上げました。
 
今、
成功できていないとしたら、
今までと同じ信念では、
絶対に成功できません。
絶 対 に・・・
です。