カウンタートレードを見事に使いこなしている受講者さんから報告をいただきました。
実戦で学んだ事が凝縮されており、混乱時の稼ぎ方は大いに参考にするべきです。
東京都のS様から
3月は、新型コロナが世界を混乱させ、株式もNYダウ、日経をはじめー30%の大暴落、1/3戻しの急騰そしてまた下落と極めてボラディリティーの大きな相場となりました。
私は2月にLCで買いポジションをいちどなくしていたのが功を奏し、利益を確保しながら落ち着いて、もどしの踏み上げにも対処できたような気がします。
少なめに始めた信用売りでしたが、増し玉が効いて
>+10%を超えた銘柄が11銘柄(+15~+66%)
急な戻しでー10%を超えた損失も3銘柄(ー14~-22%)となりました。
結果オーライでしたが、LCのタイミングを一日まって大きくもっていかれた銘柄も経験し、事前にLCを丁寧に銘柄毎に決めて、それを機械的に実行する必要性を改めて思い知りました。
いずれにしても、投資養成プログラムで2年以上学んでいたことが、今回の暴落回避に役立ったものとおもっています。
ありがとうございました。
今回学んだことは、
1) 危険を感じたら早めにポジションをなくし、動いた方向に素早くシフトすること。
2) 信用売りはショートといわれるだけに、下げも早いが短期で戻る傾向があるので、利益が∔10%のっていない銘柄は長くもたずに、1週間程度以内で買戻しで利益確保し、10%のターゲットにこだわらない。
決済後、下げがつづくなら再度売りをもち、ニュースでどうなるかわからない週末はポジションは残さないか、残してもすべて逆行してもダメージにならない資金の範囲とするのがよさそうなこと。
3)急な動きにはすぐにパニック売買せず、なにが起こっているのかよく見極めてから動くこと。(日銀のETF買いと外国人機関投資家の綱引きなどの状況など)。
4)ボラの大きい相場では最大限の値幅(ATR参照)をこえるようなことを想定し、銘柄毎にLC設定が必要で、2%、5%といったおおざっぱなLCはあっという間に損切貧乏に陥ること。
LCは丁寧に銘柄毎に決めて、それを感情をいれず機械的に実行することが極めて大事なこと。
5)大きなマスコミの経済ニュースをうのみにしないこと。影響を世間に与える分、一般投資家もそれにひきずられて動くので、その時点でもう遅れてしまっていること。
6)メンタルを冷静に保っていると、判断が良い方向に動くこと。
3月
利益合計 3,219,722
損失合計 774,679
損益合計 2,445,043トレード回数 78
勝ち数 64
負け数 14
勝率 82%平均損益額 31,347
利益平均 50,308
損失平均 55,334
損益率 0.911-3月
利益合計 5,181,319
損失合計 2,022,716
損益合計 3,158,603
POレシオ 1.32
総売買数 176
勝数 116
負け数 60
勝率 66
利益平均 44,667
損失平均 33,712
平均損益額 17,947
相場での戦術は、
- 上昇方向のトレンドフォロー
- 下落方向のトレンドフォロー
- 上でも下でもカウンターで小さい利益を数多く取る
今は、3です。
Sさんは、それを見事に実演していらっしゃいます。
損益比が1以下ですが、勝率が82%で十分カバーしています。
勝敗のポイントは、勝率と損益比のバランスといつも言ってますが、その事がわかる結果です。
すごいと思います。勝つためのヒントが満載です。
私の場合は1を専門としているので今は完全休業ですが、カウンターもやてみようかなと思いました。
だからと言って思いついたように売り買いはしません。
まず研究です。
シミュレーションです。
労力とリターンのバランスをみてメリットがあれば挑戦します。
受講者のみなさんから、いろんな刺激をいただけて、ありがたい事です。
あ、
これだけは言っておきます。
特別な時に慣れない事をやってもうまくいきませんよ。
在宅しなければならず、外で働けないから安易にトレードで稼ごうって言ったてうまくいくわけがないでしょう。
これまでに取り組んできた結果が今の姿であって、今取り組んでいることの結果が将来現れる。
まだまだ修行中の人も多いと思いますが、トレードは引き籠もっていてもお金を稼げる唯一の職業だと思います。
通勤はいらないし誰かと会う必要もない。
3密とは無縁の仕事です。
「勝ち続ける意思力」には、こう書いてあります。
どれだけ勝とうが負けようが、結局は誰もが1人の人間に過ぎず、結果はその時だけのものだ。
勝敗には必ず原因があり、結果は原因に対する反応でしかない。
刹那的な結果に左右されず、勝てるようになるための努力を怠っていいはずがない。
そう考える事ができれば、バランスが崩れるような事はない。
神奈川県のAさんが教えてくれました。
ありがたい事です。