神奈川県のF様からお便りをいただきました。

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プログラム配信も12回目。
終盤に差し掛かり意味もなく焦っています。
そこで、
メールさせていただきました。
週末、これまでのプログラムを全て読み返し、
今の私に一番響いた言葉は
「間違えたら、切ればいい」
でした。
シナリオを作りそれに従う。
取引を始める前の段階で
極端に「間違えること」を怖れている
自分に気が付きました。
確率論をまだ理解できていないのかもしれません。
熟考すれば、完璧な「シナリオ」が出来るという考えを
捨てられていない自分に気が付きました。
間違えたら切ればいい。
間違えないようにストーリーを作ることを
考えるのではなく、間違えに気が付き、
決断できる力を埋め込む。
それを踏まえたシナリオ作りなんですよね。
本末転倒。
エントリーしなければ考えたルールなど機能しないし、
そのルールを磨き上げることもできません。
同じ本を読んでも、読んだ時の自分の状態に依って
感じること、気になることは変化します。
住川さんのプログラムも同じです。
迷った時には取敢えず読み返してみよう。
改めて「すごいな~」と感心してしまいます。
来月から本格的に参戦(?)しようと思っています。
精神力を鍛えることは非常に難しいですが、
相談できる場があることは非常に心強いです。
またメールさせていただきます。
ありがとうございました。
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「間違えたら、切ればいい」
順張りを選択した場合勝率は4割以下ですから、
6割は間違えたということになります。
(本当は間違いではなく、ただ単にシナリオと違う
 動きをしたということにすぎません。)
ただ、100%確実に言えることがあります。
「中途半端にやっても成功することなど絶対にない」
ということです。
エントリーするまでは、
自信を持ってシナリオを作ることです。
INの根拠、損切りラインの根拠を明確にした
シナリオを作らなければなりません。
市場には強大なライバルが山のようにいます。
足元の覚束ない生まれたての草食動物を狙う肉食獣が
身を隠して狙っています。
強大なライバルの姿が見えなくくとも、
市場には確実に棲んでいますから。
だからこそ、中途半端ではダメです。
「間違えたら、切ればいい」とは、
適当にINしたらいいというわけではありません。
一方、エントリー後はどっちに転ぶかは、
相場次第です。
私たちは占い師ではないので、
未来の動きを当てることが仕事ではありません。
実践家なので、目の前のチャートという
事実にのみ従い思惑と違えば切ればいい。
たったそれだけのことです。
「意味もなく焦っている」
ということのようですが、
克服するにはしっかり練習、訓練をすることです。
単なる練習ではなく、「 本当の練習 」
をして欲しいと思います。
マイケル・ジョーダンの言葉です。
「1日8時間のシュート練習はできる。でも、
やり方が間違ったら、間違ったシュートがうまくなるだけだ 」
間違ったやり方をし続けるのであれば、
どんなに練習しても永遠に間違ったままになってしまいます。
エントリーした以降も、そして練習も、
謙虚さが大事になるような気がします。
謙虚であれば、どんなに自信を持ったシナリオでも
それが完璧ではないことを受け入れられます。
完璧ではないことを知っているからこそ、
練習にも本腰を入れられる。
そして、私ごときにも相談する価値を感じてもらえる。
謙虚であることは、
人より劣っているということではありません。
完璧ではないからこそ、
昨日より今日、今日より明日、
まだまだ上達することを宣言するということです。
より完璧を目指していこうということです。
私は時折、偉そうな口調でメルマガを書きます(笑)
だからと言って謙虚さを忘れているわけではありません。
常に相場に対して謙虚であることは、
自信を持っていえます。
エントリーした銘柄全部利益になるはずと考える人。
ロスカットしなくても必ず買値まで戻ると考える人。
50万円失ったら次のトレードで50万取り返そうとする人。
「傲慢な人達だなー」と思いながら、
こちら側では謙虚にほくそ笑んでます(笑)