自分だけ儲けたらいいじゃないか(その1)の続き
私は2005年にこの番組の第一回目を見て衝撃を受けました。


 
 
色んなことを勉強し学びたくさんのことを知っているつもりで、結局何も知らないということに気付かされました。
お涙ちょうだいの番組構成になっていますが、子供たちの暮らしぶりでいえば世界ではこれが標準です。これを見て、それぞれがどう思うのか?まずは、それを考えることが重要だと思うわけです。

  • 可哀想とただただ嘆くことしかできないのか?
  • この人たちよりもいい生活できているんだからと優越感に感じるのか?
  • ”自分には何もできない”と行動に移さないのか?
  • 微力でも何とか力になりたいと思うのか?

人それぞれ、いろんな考えがあると思います。

 
 
11:00頃を見てください。
ものすごくうれしいことがあった時のマニカちゃんの笑顔。
日本人から見れば、「そんなことで嬉しいのか?」と思うようなことです。このゴミの山を素足で歩いているのが当たり前の生活なんです。これを見て何を思うかです。

 
 
この現実をどう考えたらいいんでしょうか?
少し前の私は、何とか手助けできないかと思ってました。直接少しのお金でも届けてあげられないかと思っていました。
しかし、よく考えればこれが世界標準です。このような子供たちを数人助けたところで、何の足しにもなしません。
むしろ、この子たちが大人になって家族を作って、また食べるためにゴミ山を漁り続けることになるでしょう。ずっと、この繰り返しになるはずです。些細な施しはほとんど役に立たないどころか、次の世代の空腹の子供たちを生み出すだけになる。
安易に手出しをするより、自然のまま、ありのままに見守るしかないんじゃないかと思うわけです。
しかし、一方では青年海外協力隊として行動に移している人も少なくありません。貴重な時間を使って世界の子供たちを助けようという若者もたくさんいます。
いったい何が正しくて何が間違っているのか?
一人ひとりが真剣に考える必要があると思います。

本当に大事なことを考えるきっかけに

私たちはお金に縛られている状態では、世界の現状について考えることはできない。毎日の自分の生活で必死だからです。今月払うローンの支払いで必死だからです。
自分さえよければいいという狭い視野の中で物事を考えるよりも広い視野を持って世の中を見渡せば、大事なことがたくさん放置されているということです。
昔は「投資で稼いだお金を寄付してください」というようなことも言っていましたが、何が正しくて、今どんな行動をするべきかというのは、人それぞれ考えることだと思います。
私はこれまでユニセフ募金を中心にやってきていましたが、最近は軸足を変えました。お金を日本の子どもたちに役立ててもらおうと考えています。養護施設に預けられている子どもたちは、親からの虐待や、産み捨てられた子供さんも少なくありません。
そういった境遇の子供たちが、一県に何百人といます。
今自分が何ができ、何をするべきか考えはまとまっていませんが、そういう子たちに見返りなど期待しない、役に立つお金を使いたいと思っています。
投資を通じてプラスアルファーのお金ができ心にも生活にもゆとりが出来てからでも構わないので、何か本当に大事なことを考えるきっかけになればいいというのが、2つめの狙いです。

自分だけ儲けたらいいじゃないか(その1)

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