兵庫県のK様から
━━━━━━━━━━━以下━━━━━━━━━━━
Q. 野村総研の資料から何が見えるでしょう?
A. 「サラリーマンの身分では成り上がることは不可能」
このような資料を見るのは好きです。
私もまたその一員に加わろうとしているからです。
(途中省略)
お金持ちになる(考え方の)人は、
なるべくしてなっているということだと思います。
富裕層の趣味の第一位は「資産運用」だそうです。
彼らは庶民とは、お金というものの捉え方、
リスクを取ることに対する考え方が
違うのだと思います。
一般の人々はリスク=無謀なモノと考えます。
無意味な「安定」を求めます。
口先では「チャレンジ精神は大事」と
いいながら、積極的に変わることはしません。
サラリーマンを続けることは、
短期的に安定なのは間違いありませんが、
長期的には不利な人生です。
ただでさえ薄給で不公平なうえ、
会社の非合理的かつ理不尽なシステムには
従わなければなりません。
結婚し家を建てた瞬間に転勤を
言い渡されても従わなければなりません
(勤め先でのジンクスです)。
家族と一緒に過ごすのが幸せという人、
自分の趣味に没頭したい人、
夢を追いかけている人、
色々なカタチの幸せがあると思いますが、
現実には「お金」のために「幸せ」を売っています。
もっと言えば、命の一部たる「時間」も売っています。
「命」は「お金」より大事と言いながら、
「お金」のために「命」を売っているのです。
私には矛盾しているように感じますが、
仮に指摘しようものなら、
「それはキレイごと。現実はキビシイ」とか
「それを受け入れることがオトナなんだよ」
と言われるに違いありません。
もちろん、今の仕事が天職だという人は、
この限りではありません。
それは羨ましい生き方だと思います。
非常に個人的な話になりますが、
私は仕事自体(化学系の研究専門職)は
楽しく取り組んでいます。
学生(大学院)時代に(自腹を切って払った学費で)
身に付けた自分の専門知識・技術・経験には
プライドをもっていますし、社内の同年代の
所謂叩上げ(社歴では先輩に当たります)には
まず負けません。
経験値が違います。
しかし一方で、会社は(少なくとも勤め先は)
入社以前の経験は全くの評価対象外で、
入社○○年というもので
ほぼ待遇が決まるシステムです。
そんな不公平で非合理的な組織に薄給で
使われるのは我慢なりません。
だからこそ、組織に頼らないと食っていけない
今の自分が許せないですし、自分の力で
食っていけるようになりたいと心底思います。
(途中省略)
世俗的な欲求(高級マンションに住んで、
おいしいものを食べて、縛られずに生きて…etc)
は強い方ですが、おそらく一、二年で
飽きると思います。
とはいえ、心の内に燻っていた不満は本物で、
その思いは投資力をつける方向に爆発
しましたので、とことんやって
組織を抜け出してやろうと思います。
(途中省略)
ずいぶんと話はそれましたが、
「サラリーマンの身分では
成り上がることは不可能」。
今回の資料からは、
そのことが数字で突きつけられました。
━━━━━━━━━━━以上━━━━━━━━━━━
> 一般の人々はリスク=無謀なモノと考えます。
それが一般の人なんですね。
他大勢と同じでよしとする。
心の中では、お金を持つ人をやっかみ、
「幸せはお金では買えない」と言います。
チャレンジ精神も足らない。
すぐ諦める。
結局、変わりたく無いんでしょう。
今、暮らせているのに
苦労して変わる必要なんかないんです。
面倒だし、しんどいし、辛いし、眠たいし、
オリンピック競技が気になるし(笑)
受講者さんのなかでも同じ。
やらない人は、何もしない。
報告もないし、どこの誰かも知らない人の方が多い。
本当にもったいなと思いますよ。
真剣に向き買い、課題をこなし、
常に成長を目指す受講者さんは強くなっていきます。
当然、そのうち稼げるトレーダーになれます。
そういう人を何人も見てきました。
本気ですれば、
1000プレーヤーぐらいは難しくありません。
そして、資産を拡大させながら、
5000万円、1億円へと拡大させていく。
その途中過程が、今の練習や訓練なんです。
山登りの基礎体力作りという感じです。
一度山の頂上に立って見て、
それでもお金じゃないと思うなら
全額寄付して普通の生活をすれば
いいと思います(笑)
> 仮に指摘しようものなら、
> 「それはキレイごと。現実はキビシイ」とか
> 「それを受け入れることがオトナなんだよ」
> と言われるに違いありません。
人は、自分が見たいものしか
見えないようになっていますね。
私もそうですし、人間であればそんなものです。
心の中では、お金が欲しい、
お金の呪縛から逃れたいと思っているのに、
それをする方法がわからないとか、
面倒だとか、変わることより現状維持を選びます。
心の中では変われない自分を認めていながら、
お金が欲しいと思っている。
すると、それを正当化するために、
言い訳をするんです。
これを行動心理学で、
認知的不協和といいますね。
そういう人間の持つ心理的な影響なども
学んでいけば、チャートの向こうにいる
相場参加者の心理も読み解けるようになります。
> 心の内に燻っていた不満は本物で、
> その思いは投資力をつける方向に爆発
> しましたので、とことんやって
> 組織を抜け出してやろうと思います。
大いに結構。
どんな形でもモチベーションを
維持し続けることです。
しかも、意識して保ち続けることです。
自分の物質的豊かさを実現させることは、
経済を回すことに繋がります。
たくさんお金を稼げば、
税金をたくさん収めることに繋がります。
冷静に周りを見渡せば、
本当にお金が必要なところに
お金が流れていないとわかります。
だったら、自分のできる範囲でお金を使い、
足らないところを補えばよくないですかね。
スピードスケートで小平選手が
銀メダルを獲得しましたが、
彼女の活動費の一切を長野の病院が
持っているそうですね。
これも同じ理屈ですね。
才能ある若者を可能性だけで
終わらせないために、お金の支援をする。
素晴らしいことじゃないですか。
稼いだら、どんどん使えばいいし、
お金が減れば、また市場から
お金を引き出せばいい。
これがトレードのいいところです。