今日は頂いたご質問に回答したいと思います。
私なりの見解ではありますが、大事な考え方をお伝えします。

北海道のSさんは忙しく、勉強する時間がないなか興味をお持ちいただいているとのこと。

  1. 「投資力養成プログラム」の資料は自分で保管でき、いつでも自分の都合の良いときに勉強できるのか?
  2. 資料で勉強しているときに疑問が生じたときにはいつでも(MAILで)質問に応じてもらえるのか?
  3. 今から、相場は急落してから上昇すると思われますが、今後3ヶ月間定期的に本当に銘柄の分析資料をいただけるのでしょうか?

そして、日経225を主戦場にしていらっしゃるUさんから、

  1. 「投資力養成プログラム」は225先物にもあてはまるのか?

まず、北海道のSさんの
1.「投資力養成プログラム」の資料は自分で保管でき、いつでも自分の都合の良いときに勉強できるのか?
もちろんです。
セミナー形式の投資スクールなどでは会場に足を運ばなければならないなど時間に制約があります。さらに、レジュメ等あればましですがノートやメモを取ったとしてもすべてを記憶にとどめておくことは難しいことです。
ですから一週間もすれば学んだことをすっかり忘れてしまうことも少なくありません。
しかも、会場費や講師のコストなどを考えれば、ある程度高額になることも仕方ないことです。その上、講義内容が自分に合わない内容だったりすると、高額であればある程がっかりします。
これでは、お金を出す意味も、時間を作る意味もありません。
「投資力養成プログラム」ではテキスト形式を採用しています。
3ヶ月間にわたって、5日間ごとにテキストをお届けし、(PDF版をダウンロードしていただく)ワークシート形式でプログラムを進めていく形です。
そして、一方的に考え方を押し付けるのではなく、受講者様に頭をひねって考えていただくスタイルにしています。
自分で考えることによって、より深く相場を見る癖がつきます。
何よりも自分で考えるということを最大のポイントに置いていますし、身に着けばこれほど強いものはありません。
テキスト+ワークシート形式で、ご自身の都合の良い時に都合のよいペースで学んでいくことができるということです。
2・資料で勉強しているときに疑問が生じたときにはいつでも(MAILで)質問に応じてもらえる
基本的には質問をいただいて結構です。ただし、質問内容をシェアさせていただくこともありますし、このようなメルマガで使わせていただくこともあります。
また、受講者様がご自身で調べればわかるような内容のものでしたらお答えしない場合もあります。何でもかんでも、手取り足とりお教えするというのは少し違いますし、ご自分で考えて答えを導き出していただきたいというのが「投資力養成プログラム」の基本スタイルです。
3・今から、相場は急落してから上昇すると思われますが、今後3ヶ月間定期的に本当に銘柄の分析資料をいただけるのでしょうか?
基本的に相場の先のことは予想しません。
ある程度のシナリオを持ってはいますが、そのシナリオに固執することはありません。
私には5分先のことがわかりません。
もし、5分先のことでもわかれば、スキャルピングで大儲けしています。
5分先のことがわからないのだから、明日のこともわかりません。
5分先のことも、明日のこともわからないのだから、3か月先のこともわかりません。
私が従うのは値動きそのものです。
銘柄の過去から今現在に起きている現象そのものに焦点を当て分析しています。
当然、思惑通りの場合もありますし、そうでない場合もあります。その場合の最大のポイントは優位性です。
このあたりの考え方は、「投資力養成プログラム」にて詳しく解説してあることです。
そして、Uさんからの
1・「投資力養成プログラム」は225先物にもあてはまるのか?
ですが、この質問はよくいただきますので、良い機会ですから少し突っ込んで解説します。
まず、結論から申し上げますと、私自身は使えると思っています。
ただし、基本ベースは株式チャートを用いて解説してありますから受講者様が応用できるかどうかです。
万が一、勉強されて使えないと思われたら返金保証もお付けしてますから返金のお申し出をいただければと思います。
ここからが大事なことになりますが、FXにしても先物にしても株にしても、
次の質問について一度真剣に考えてみてください。
Q:「あなたはなぜ、そのマーケットを選択したんですか?」
この質問をしたときに、ほとんどの人の回答は、

  • 友達がやっていたから
  • なんとなく
  • 4億脱税の主婦がいるなら自分も出来ると思った
  • ハイレバレッジで出来るから
  • 最近流行りだから

と、割合曖昧な動機でマーケットを選択しています。
スタート段階の動機としては、それはそれで構わないと思います。
私などは、商品先物の営業マンにはめられて悔しかったからというのが動機にあります。株というマーケットを選んだのは、一番身近だったからです。
ですが、ある程度経験を積んだ後には、考えなければならないことがあります。
FXならFX、先物なら先物、株なら株で、
Q:「あなたがそのマーケットを戦場に選ぶだけの優位性は何ですか?」
Q:「そのマーケットで戦う相手は誰だと思いますか?」
このことを一度考えてみるとよいと思います。
優位性と言えば、FXであれば、

  • ハイレバレッジで少額資金で取引可能。
  • 24時間リアルタイムで取引が可能。
  • 取引対象銘柄数が少ない

など、上げればたくさんあるでしょうが、ご自身がその優位性を使って実際に有利に戦えているのか?
ということが大事になってきます。
優位性は、裏返せばデメリットにもなります。
ハイレバレッジということは、少額で戦える半面失う時は一瞬です。
24時間取引可能ということは、生活リズムにどこで区切りをつけるか?を考えなければなりません。
サラリーマンの方など、トレードに集中してしまい本業がおろそかになるなど、これでは本末転倒です。
優位性が何もない所に出向いて戦っていれば必ずやられます。
逆に優位性があれば、弱者でも十分勝ち目はあります。
桶狭間の戦いで今川義元を破った織田信長は、少人数でも勝ち目があると思ったから桶狭間を選んだということです。
そして、
Q:「そのマーケットの戦場で戦う相手は誰だと思いますか?」
これも大事です。
パソコンの画面を見て取引をしていますから、コンピューターと取引しているように思いますが、コンピューターの先にいるのは人間です。
しかも、マーケットによっては欲望丸出しで、よだれを垂らした最強のオオカミ軍団を相手にしている場合だってありえます。
S&P500株価指数先物の市場などは、素人がノコノコ入っていっても一瞬で蹴散らかされます。
FXなどでも同じです。
見えない先には、何百万ドルを一瞬で動かすプロ中のプロ達がうじゃうじゃいる世界です。
それらにこっそりついていって、おこぼれを貰うことを考えるのでしょうが、
その行動すら彼らはお見通しということです。
では、株の世界はどうなのか?
日経225採用銘柄は大きなお金を持った相手がうようよしていますが、中小型株となると対戦相手が明らかに違います。比較的自分たちに近いレベルの人間が多いということです。
私が考えるのは、そこに優位性があると考えます。
Q:「テクニカル分析やチャート分析が有効なのはなぜなのか?」
これを突き詰めて考えていくと、感情や人間の本能のままにトレードする大衆投資家が作り出す足跡こそがチャートに表れているということになります。
上級投資家は、大衆投資家の作り出す足跡から獲物を確保します。
獲物がどのように動き、どこで隠れ、どうしたら逃げ出すのかを知っているからです。
しかし、プロ中のプロがうじゃうじゃいるマーケットでは、それは通用しません。対戦相手の圧倒的多数がプロだからです。お互いに動きの読みあいをしていますし、素人集団の動きなどは手に取るように分かっている・・・というよりも、端から相手にしていないレベルの話です。
そして、以前のメルマガでは次のようにお伝えしました。
————–以下————–
簡単に捕まる野うさぎは、まず、いない・・・
世の中の個人投資家のほとんどは、
次のような動機で投資を始めます。
・いくらいくら稼ぎたい
・最低でも年利5%で運用したい
・小遣い程度儲かればよい
・儲かれば少し贅沢をしたい
・リストラされたので、生活費を稼ぎ出したい
首尾よく儲かればラッキーと考える人、そしてFXトレーダー
に多いのが、トレードで生活費を稼ぎたいと考える人。
私が面談するような場合、このような人たちに、
はっきり申し上げることがあります。
「あなたを中心に、世の中の相場は動いてくれませんよ」
おなかが減ったので狩りをすることにした。
偶然にも、目の前に野うさぎを見つけることができた。
しかし、昨日今日狩りを始めたハンターに
捕まるようなうさぎは、まず、いない・・・。
おなかが減ったとお見受けするので自分を食べてくれと、
目の前に現れてくれるようなことは絶対にしない。
100歩譲って、体力の弱った野うさぎがいたとします。
あなたが捕まえる前に、間違いなく他のハンターの餌食に
なっているはずです。
私がいつも言うことがあります。
「欲」にほだされた95%の人が、相場の世界では
負け組として資金を失っていきます。
FXを始めた人のほとんどすべての人が、一年以内に
資金を無くします。減らすのではありません。
無くしてしまうんです。手持ち資金がゼロになる
ということです。破産です。
先物の世界では、3ヶ月のうちに90%以上の人が
資金を失います。わずか、3ヶ月のことです。
信用取引を行う投資家のほとんどが、
評価損を抱えているという事実もあります。
これが現実なのに、
・小遣いを稼ぎたい
・遊び代を稼ぎたい
・生活費を稼がなければならない
と、
なぜ自分にだけ都合のいいように事が運ぶと思うのか?
ということです。
プロのハンターは、無駄にエネルギーを使わない。
参加する狩りにおいて、どのくらいの確率で獲物を
捕らえられるかを知っています。
獲物がいなければ、どこに行けば獲物がいるのか知っている。
獲物を見つけても、狩れると思うまでは動かない。
ハンティングを仕掛けても、失敗することも
あることを知っている。
つまり、賢い狩りをし、単なるお楽しみなのではなく、
狩るべくして狩っている状態を作っているということです。
アマチュア投資家は、これが儲かりそうだと聞けば、
なんでもかんでも仕掛けてしまう。
利食えても、早すぎるので儲けは少ない。
含み損が膨らんだら、損失を受け入れようとしない。
すべての手合いで勝利をおさめられると勘違いをする。
投資にしても、ハンティングにしても始める前に
勝負は決まっているということです。
————–以上————–
Q:「テクニカル分析やチャート分析が有効なのはなぜなのか?」
の答えは、このメルマガの中にあります。
このことさえ分かれば、自分がどこで、どう戦うのかが見えてくると思います。