Original Update by Kevin Dooley
Original Update by Kevin Dooley

広島市のM様からのお便りです。

━━━━━━━━━以下━━━━━━━━━
いつも、貴重な資料、感謝しています。
特に、今回の損切りの考え方、損失許容範囲から、
取引額を導く方法は、とても説得力があり、
感動しました。ありがとうございます。
 
さて、現状ですが、正直、苦しんでいます。
初心者としてGC(5日・25日線)を拠り所に
エントリーし、損切りを、25日線を下抜けて
2万円程度(その時点の曖昧な感じです)に
設定していましたが、日経平均の千円近い下げの
局面で、ほとんどが、損切りとなり、その後、
ウオッチしていますが、これまでは、25日線を
上抜けることなく、ここ2日のトレンドにも
乗れずです。
また、結果として、決算発表をキッカケに、
一時的な下げに引っかかり(損切り)、
また上昇し始めるといった、何とも、苦しい
状況ですが、現時点での規律は守っているので、
損切りの連続でも後悔はありません。
成功事例がなく、辛い反面、やる気はむしろ
向上しています。
(以下省略)
━━━━━━━━━以上━━━━━━━━━
 
ありがとうございます。
このようなお言葉が、一番励みになります。
 
損切りの考え方に関しては、
ポジションサイジングという方法になりますが、
普通の人は、このような損切設定の仕方など
考えもしません。
 
この方法を取り入れることで、対象銘柄が
ずいぶん絞り込めると思いますし、
心理的な抵抗もある程度軽減できるはずです。
エントリー方法は、いろんな方法はありますが、
全体相場の様子をすこし見定めて対象銘柄を
決定したりエントリー方法を考慮されてはどうでしょう。
一時期に比べ今は全体が盛り上がっている
雰囲気ではありません。
好決算の銘柄が一時的に買われるという感じで、
短期回転資金が流れ込んでは出ていくという感じです。
(8月上旬に回答したものです)
 
こういう時には、中長期に渡って
トレンドを追いかけ続けることは難しいので、
1~2日の短期で狙っていくか、
デイトレードということになると思います。
少し短いスパンで考える必要があるので、
エントリー方法も利食い方法も少しタイトに
考える必要が出てきますね。
チャートを分類すると、次のようになります。
1・ゆるやかな上昇トレンド
2・急激な上昇トレンド
3・穏やかな下落トレンド
4・急激な下落トレンド
5・レンジが狭い保ち合い
6・レンジが広い保ち合い
これらの全てに対応する手法はありません。
 
つまり、今の相場がどういう状態なのかを
見極める必要がありますし、その中でも
自分が得意とする銘柄を選び出すことが
大事になります。
パーフェクトに相場を読むことは難しいですが、
少なくとも、昨日までの事はチャートに
足跡として残っていますから、
それに基づいて判断することは可能です。
だからこそ、自分の得意とする手法を
知っておくことは最低限必要なことですし、
自分に合ったチャート(銘柄)を探し出し、
仕掛けていくことが大事になってきます。